無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
今日の芸術―時代を創造するものは誰か (光文社知恵の森文庫) 文庫 – 1999/3/11
- ISBN-104334727891
- ISBN-13978-4334727895
- 出版社光文社
- 発売日1999/3/11
- 言語日本語
- 本の長さ258ページ
この著者の人気タイトル
商品の説明
商品説明
前衛芸術の啓蒙書と言うべき本書において、著者は「今日の芸術は、うまくあってはならない、きれいであってはならない、ここちよくあってはならない」を芸術の根本条件として宣言し、芸術の本質とは常に過去を否定し乗り越えることであると示す。そして現代社会で失われた人間性を取り戻すため「これからはすべての人が描かなければならない」と主張し、人々を芸術行為へと誘う。1974年に刊行された初版の序では、著者自らが芸術に関心のない人にこそ読んでもらいたいと言っている。芸術は特権的なものではなく、人間の根源的な欲求だからである。
復刻版では横尾忠則が序文を、赤瀬川原平が解説を書いている。刊行当時、芸術を志す者に競って読まれた本書は、簡略だがオーソドックスな美術史入門でもあり、「謙虚は卑屈」と断罪する日本文化論でもある。しかし何よりも、停滞を嫌い常に前進する画家の人間像が印象に残る、本人による「岡本太郎論」と言える。(林ゆき)
登録情報
- 出版社 : 光文社 (1999/3/11)
- 発売日 : 1999/3/11
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 258ページ
- ISBN-10 : 4334727891
- ISBN-13 : 978-4334727895
- Amazon 売れ筋ランキング: - 149,817位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 65位知恵の森文庫
- - 132位日本人画家の本
- - 5,625位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者の本をもっと見つけたり、似たような著者を調べたり、おすすめの本を読んだりできます。
カスタマーレビュー
お客様のご意見
お客様はこの芸術について、非常に高く評価しています。内容の面白さや面白く、面白かったという声が多くあります。また、タイトルは今日の芸術で、第六章が圧巻だったと述べています。芸術観を一変させ、ピカソも理解できる名著中の名著だと感じており、誰にでもわかるような言葉で繰り返し繰り返し語りかけてくる点や、鮮烈な言葉で語りかける力強さを高く評価されています。文章力が優れていることも指摘されており、説得されてしまうほどです。
お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。
お客様はこの書籍について、非常に良い内容だと評価しています。すごい本で面白いと感じており、時代を感じさせないとても良い本だと述べています。第六章は圧巻だったという意見もあります。絵を書くのを楽しむものであり、日本人が心を失っているという指摘があります。また、岡本太郎の業績も素晴らしいと感じているようです。
"これはすごい、すごい本だ。 芸術をカルチャーセンター風に考える本かと侮っていましたが、芸術を超えて、万人にとっておのれが生きるということの意味と方法に鋭く迫ってきます。そしてそれは文明論に発展していきます。..." もっと読む
"この本が20.30年前に作られた事を疑ってしまうくらい。素晴らしい。ここのレビューでは伝わらないぐらい衝撃的な内容だ。 職として創作を行なっていない、いわゆる無縁な方にこそ是非手に取って読んで欲しい。 進化を欲するなら、頼む読んでくれ。" もっと読む
"岡本太郎記念館に立ち寄って、彼の本が読みたくなって購入。思ったとおりの内容でなかなか良かった。" もっと読む
"わかりやすい内容でとても面白かったです。どうもありがとうございました。" もっと読む
お客様はこの芸術書について、芸術観を一変させ、ピカソも理解できる名著として高く評価しています。タイトルは今日の芸術であり、ピカソの思想を理解できる名著だと感じています。一方で、読み終えた後に自分の心の中のモヤモヤが晴れたという感想もあります。
"今日の芸術は、 うまくあってはいけない。 きれいであってはならない。 ここちよくあってはならない。 それが芸術における根本条件、岡本太郎はそう確信します。この確信を中心として様々な考察が展開します。..." もっと読む
"芸術についての素朴な疑問に真摯に答えた良書です。大上段でふんぞり帰っている美術大家にはできない文体で、作者の偉大さがよくわかる本です。" もっと読む
"驚きました。60年以上前に書かれた本とは思えないくらいに、現代アートでも十分に通用する芸術論には脱帽です。さすがは岡本太郎です。 たぶんですが、村上隆も岡本太郎のように国民的人気を欲しかったのだろうと思います。村上隆はいくら海外で名声を得ても、日本人として満たされないものがあると思います。..." もっと読む
"タイトルは今日の芸術…だけど読み終えた後に所謂芸術に留まらず自分の心の中のモヤモヤが晴れた気がします。これでいいんだって思えるようになりました。" もっと読む
お客様はこの芸術について非常にわかりやすく、ピカソも理解できる名著だと評価しています。和洋の豊かな教養に裏付けられ、ピカソも理解できる名著として高く評価されています。また、誰にでもわかるような言葉で繰り返し繰り返し語りかけており、力強くメッセージを投げかける点も好評です。
"...岡本太郎がこれほどの文筆家であったとは、不明にしてこれまで知りませんでした。文章は平易ながら明晰でわかりやすく、驚くほど和洋の豊かな教養に裏付けられています。岡本太郎が前衛芸術家のみならずこれほど大きな人間だったことを知ることができたことは今年の収穫です。" もっと読む
"わかりやすい内容でとても面白かったです。どうもありがとうございました。" もっと読む
"...「芸術は爆発だ!」という名言でもお馴染みの、日本一有名な芸術家?岡本太郎による著作。反骨精神の塊のような著者が、芸術について非常にわかりやすい言葉で、熱く語りかけている。 本書の内容は以下の宣言に要約される。..." もっと読む
"常識や形式にこだわる事の意味、芸術の意味など、沢山の事を考えさせられる作品。 素晴らしく判りやすく、面白い。どんどん読める。 沢山の日本人に読んでいただきたいと思った。" もっと読む
お客様はこの本の文章力を高く評価しています。鮮烈な言葉で語りかけ、力強くメッセージを投げかけると感じています。また、誰にでもわかるような言葉で繰り返し繰り返し述べており、説得力があると指摘されています。
"...岡本太郎がこれほどの文筆家であったとは、不明にしてこれまで知りませんでした。文章は平易ながら明晰でわかりやすく、驚くほど和洋の豊かな教養に裏付けられています。岡本太郎が前衛芸術家のみならずこれほど大きな人間だったことを知ることができたことは今年の収穫です。" もっと読む
"...読み終わってみると、実は大した内容を論じているわけではないのだが、その語り口には圧倒されるほどの勢いが感じられ、芸術を志そうとする者を奮い立たせる力は持っているような気がする。 そもそも、岡本太郎の魅力とは、一体なんだろうか?..." もっと読む
"文章がうまい。説得されてしまう。氏が自分で書いたものなのか、正直驚いた。「芸術はバクハツだ」というフレーズと太陽の塔に代表される顔の作品くらいしか知らなかった。変人のイメージが見事に覆された。芸術とは無縁の自分もちょっと絵筆を握って何かを創造してみたくなった。" もっと読む
"...常に新しい問題に全身を打ちつけて、古い己を乗り越えながら生きていなければ、 楽しくないし、生きている気がしないだろうと、鮮烈な言葉で語りかけてきます。 世間体と見栄にとらわれることなく、ありのままの自分を積極的に表現する。..." もっと読む
お客様はこの本について、自分の生を生きる力を与えてくれると評価しています。ものごとをまねることも人生であり、自分の中から産まれ出てくるものを楽しむことも人生だと感じています。岡本太郎に勇気づけられる内容だと感じています。
"ものごとをまねることも人生。自分の中から産まれ出てくるものを楽しむのも人生。 上手い下手を気にしないで創造する喜びを感じてほしいという励ましのメッセージが情熱を込めて伝わりました。音楽や美術が不得手な人にオススメします。" もっと読む
"岡本太郎に勇気づけられます。" もっと読む
"自分の生を生きる力を与えてくれる本..." もっと読む
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
- 2014年12月23日に日本でレビュー済みAmazonで購入これはすごい、すごい本だ。
芸術をカルチャーセンター風に考える本かと侮っていましたが、芸術を超えて、万人にとっておのれが生きるということの意味と方法に鋭く迫ってきます。そしてそれは文明論に発展していきます。
こんなに新しい内容の本を1954年に発表していたなんて。
第六章は圧巻。
おのれがいかに小さな俗物か、思い知りました。そう簡単に変わることはできませんが、誠にびっくりさせる本です。
岡本太郎がこれほどの文筆家であったとは、不明にしてこれまで知りませんでした。文章は平易ながら明晰でわかりやすく、驚くほど和洋の豊かな教養に裏付けられています。岡本太郎が前衛芸術家のみならずこれほど大きな人間だったことを知ることができたことは今年の収穫です。
- 2021年6月10日に日本でレビュー済みAmazonで購入今日の芸術は、
うまくあってはいけない。
きれいであってはならない。
ここちよくあってはならない。
それが芸術における根本条件、岡本太郎はそう確信します。この確信を中心として様々な考察が展開します。
第二次世界大戦後の(やや極端な言い方ですが)日本文化肯定・否定二極化において太郎は独自の立ち位置であったと思います。何かに属さない孤高の人という印象がありますが、こうした論考においても日本文化を賛美しながら再発見を促すなど独自性を発揮しています。
さて論考の中で、抽象絵画に関するものがあります。(以下、太郎の言葉)
純粋に画面の構成要素である色と形の、合理的な配置、そしてそれら相互の調和による純粋な美的感動を創造しようというのが抽象絵画の目的です。(途中略)抽象画においては、何が描いてあるのか、どんな意味があるのかという質問自体がなりたたないのです。
岡本太郎は、抽象絵画訳わからん論の創始者?なのかなと思いました。
抽象絵画っていろいろな説明を読んでいますが、今だに私個人は良くわかりません。
そもそも絵画になった時点で「抽象」という言葉の意味を失っている気がするのですが・・・・
アンフォルメル(非定型芸術)というのは分かります。
しかしながら本書を読むとそうした、(自分の浅薄な)考察さえ意味あるもののように感じることができます。(笑)
そうして、本書を読み終わると巻末に赤瀬川原平氏の解説があります。
高島屋で開催された岡本太郎企画「世界・日本の美術展」を見学した際、ジョルジュ・マチュウがショウウィンドウの中で公開制作したのを荒川修作と見に行ったとのこと。篠原有司男、吉村益信もいたというから凄い。
岡本太郎がのちの日本の芸術界に与えた影響は大きいと改めて感じます。
- 2022年3月4日に日本でレビュー済みAmazonで購入何かを創る人はもちろん、創らない人にもおすすめです。
芸術に焦点を当てて書かれてはいますが、
これからの時代を生きていく上でも、応用が効く考え方だと思いました。
新しいものに溢れているはずの世界で、
日々新しいものに触れ、自分の視野を広げられる人がどれだけいるでしょうか?
マンネリ化した生活の中で、なにか新しい物に触れようという気は少しずつ薄れていき、
終いには何が新しいかも見分けがつかなくなり、何かの模倣品をアップデートだと勘違いし、
人生を無為に過ごしていないだろうか?
と、芸術という視点を通し、僕たちに新しいとは何かという視点を与えてくれます。
また、今の時代においては情報が溢れているため、
無難に上手いだけの名人芸のようなものが流行りがちだが、
それは芸術ではない、芸事だとも言っています。
それを踏まえた上で僕らが何かを創ったり考えたりする際には
上手く、綺麗にある必要はないのだと言っています。
簡単に人と繋がれる反面、人と比べてしまう世の中で、
新しいこととはなにか、自己表現をするとはどういうことか。
芸術と言うツールを用いて説明している、現代を生きていく上では
役に立つであろう一冊だと思います。
- 2024年11月15日に日本でレビュー済み美術館を見学するにあたり、この本を読みました。
中学の成績で美術2だったので、敬遠していたのですが、
本書を読み、美術館に行ったおかげで芸術を身近なものに感じることが出来ました。
本書にある「よけない絵解きはやめて、直接的な感動を受け取れば良い」にはとても勇気づけられたし、
美術館もまさに"直接的に"感じることが出来るように工夫が凝らしてありました。
触ることの出来る展示もたくさんあり、私も子どもも楽しむことが出来ました。
- 2022年11月1日に日本でレビュー済みAmazonで購入「感動を生む」ことが、芸術であり、だから、芸術に接した観客が、その響きを共有する。それが、芸術であり、理屈ではない。
だから、芸術hは爆発して、見る人を吹っ飛ばす。
芸術観を、180度変えさせてくれた名著です。
- 2019年7月3日に日本でレビュー済みAmazonで購入この本が20.30年前に作られた事を疑ってしまうくらい。素晴らしい。ここのレビューでは伝わらないぐらい衝撃的な内容だ。
職として創作を行なっていない、いわゆる無縁な方にこそ是非手に取って読んで欲しい。
進化を欲するなら、頼む読んでくれ。
- 2013年3月15日に日本でレビュー済みAmazonで購入この本は、芸術を志す人にお勧めの本です。流行とは何か?新しいとは何か?などの根本的な意味を明確にしそれを踏まえ新しい芸術について考える本。また、日本の芸事に関する岡本太郎さんの考え方が述べられいたりします。『日本の芸術は、もともと人に見せないための芸術品であった』などの意見が書いてありますが、その理由を理論的に事細かに説明していて非常に納得のいく内容の本でもあります。
- 2022年3月6日に日本でレビュー済みAmazonで購入ものごとをまねることも人生。自分の中から産まれ出てくるものを楽しむのも人生。
上手い下手を気にしないで創造する喜びを感じてほしいという励ましのメッセージが情熱を込めて伝わりました。音楽や美術が不得手な人にオススメします。