この本でいいたいことは、やはりタイトルのResearch that matters に集約されているかなぁと思っている。真実、原理を知りたいという知的好奇心のみからなるボーアの姿勢と、とりあえず動けばいいというエジソンの発明家の姿勢が合わさった、役に立ち、かつ普遍的な知見となるパスツールの姿勢こそが、企業の研究者として重要だということだ。これらのバランスを取るために、近年オープンイノベーション、産学連携などが行われていると思う。この考え方を絶えず意識して、残りの大学院での研究生活を送りたいと思う。
また、アウトプットが重要ということがなんども述べられている。
・科学の発展は、先行研究の積み重ねによって成し遂げられるので、論文、プレゼン、資料などでアウトプットして残しておくことが重要である。また、企業としてその研究を打ち切ることになっても、どこまで進んだのかを残しておくと、のちのち何か使えるかもしれないし、無駄にならない。
研究にとりかかるにあたって
・研究を始める前に、研究の成果をどのようにアピールするかを事前によく考える、究極的には、研究を始める前に論文の骨子を作っておく
そのためには何が必要かを考えて研究に取り組む
・人は自分の言葉で納得しないと行動につながらない 説得と納得の違い
これは私も体験があって、B4で入ったときにはテーマを与えられて、この実験をやって、次はこの測定をして、というように指示されて"やらされていた”と感じていたので、研究が全く楽しくなかった。しかし、M1になって、やはり1年研究を続けていると知識・経験の蓄積のおかげで自分のテーマの位置づけをだいぶ理解できるようになってきて、主体的に、納得して研究に取り組めている。最初の姿勢としてまず自分のテーマはどういう位置づけで、何に貢献できるのか、という最終アウトプットを把握しておく、というのが納得してやる秘訣かなと思った。(自分は就活に際して、やっと本気で自分の研究が何に貢献しているのか、ということを考え始めたので。)それでも、やはり現在の研究は、基礎研究の域を出ないとは感じるし、それ自体の楽しさも十分わかる。この本は企業で、Reseach that matters の研究をやってみたいと思いなおすきっかけとなった。
まぁ、個々人が担う役割というのは非常に小さくて、それらが相互につながって、科学というものは発展していくので、基礎研究はダメ、応用が偉いとかではなく、各々が、このreseach that matters を常に心がけることが重要であって、それは大学でも、企業でも変わらないと思った。なかなか目の前のことに振り回されて、見失いそうになりますが、たまには原点に立ち返ると、モチベーションが維持できるかなと思う。
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