相手と接し、疑問、違和感、不信感を抱き続けて、何故だかトラブルに巻き込まれる経験がある人が、この本に行き着くまで、様々な精神疾患に関する書籍を読み漁り、しっくり来ないと思った事でしょう。しかし、この本に辿り着いて、構造なり、言葉なり、対応なりが全てクリアに分かる。何度も頷きながら読んだ事だろう。
そして、自分の感覚はやはり間違いはなかったんだと腑に落ちるのだ。
また「良心」という言葉がキーワードであり、サイコパスと言う構造が一気に理解出来る。精神疾患を疑いながら、相手と接触した経験のある当事者達の語る話には、経験した人達からは目から鱗だろう。なぜなら、同じ経験をし、サイコパスの常套句に思わず納得し、この本によって、偶然にも接触してしまった人たち、つまり被害者は、やっと自分の大変だった出来事や辛さ、誰にも理解されない事の苦悩が光となってクリア出来るのだから。
サイコパスは欧米とは違ってアジア圏は少ないとの見解があったが、時代と共に日本でも増えて来た。それは、タブー化されて来た時代から、安心して被害者は語っても良い時代にもなって来ているからだろう。SNSの到来により、加害者、被害者の言動も無意識の内に芽吹いて見える事もある。
この本は、サイコパスなり、人格障害に関してダントツ1位であり、珍しくレビューに書かなければならないと思った本である。かなりお勧め。
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良心をもたない人たち: 25人に1人という恐怖 単行本 – 2006/1/1
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一見、魅力的で引きつけられるが、身近につきあってみると、うそをついて人を操る、都合が悪いと空涙を流して同情を引き、相手に「自分が悪い」と思わせる、追いつめられると「逆ギレ」して相手を脅しにかかる……そんな人たちがいる。彼らは自分にしか関心がなく、他者への愛情や責任感によって行動が縛られることがない。つまり「良心」をもたないのだ。出世であれ遊び暮らすことであれ、手段を選ばず自分の欲求をみたそうとするので、周囲の人は手ひどいとばっちりを受ける。だが本人は悪びれず、自分こそが被害者だと言いつのる。
本書は、25人に1人いるという「良心のない人」の事例をタイプ別に紹介し、もし彼らにかかわってしまったらどうればいいのか? 事前に見分ける方法はあるのか? そんな疑問にすべて答えてくれる。
本書は、25人に1人いるという「良心のない人」の事例をタイプ別に紹介し、もし彼らにかかわってしまったらどうればいいのか? 事前に見分ける方法はあるのか? そんな疑問にすべて答えてくれる。
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社草思社
- 発売日2006/1/1
- ISBN-104794214723
- ISBN-13978-4794214720
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登録情報
- 出版社 : 草思社 (2006/1/1)
- 発売日 : 2006/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 254ページ
- ISBN-10 : 4794214723
- ISBN-13 : 978-4794214720
- Amazon 売れ筋ランキング: - 314,792位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,530位臨床心理学・精神分析
- - 4,716位心理学入門
- - 4,992位心理学の読みもの
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2023年10月26日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2008年4月28日に日本でレビュー済み「サイコパス」という概念についてわかりやすく解説している入門書。
こういう人格パターンがあること自体に驚く人も多いだろうが、人付き合いする際に
知っておいたほうがいい知識ではある。
ただし、良心があるかどうかで善人・悪人を区別するのは問題だと思う。本書から
導き出せるのはコミュニケーションがうまくいかない場合に対処するための処方箋で
あって、人を善悪で切り分けることではない。良心を善人のための免罪符にするのは
新たな差別構造を生み出しかねない。本書自体は良書ではあるが、良薬にも劇薬にも
なる注意を要する本だと思う。
- 2013年1月14日に日本でレビュー済みAmazonで購入レビューの中には
人格障害者に対し同情的なコメントを書いている人がいますが、
「良心を持たない人間」の被害にあったことがない幸せな方なのだと
感じました。
うらやましいことです。
しかし、被害にあい、生活がめちゃくちゃにされた人間としては
こちらが「良心を持たない人間になってやろうかっ!!」って思ってしまうほど
悲惨な事態になります。
私も「万人を愛す」タイプでしたが、
これを呼んで、きっぱり決別する勇気を持ちました。
【いつか、判ってもらえる。優しさで心を溶かせば……】
ありえない事を学びました。
現に私は「証拠さえなけりゃ何もやってもいいんだからな!」と脅され、
こそこそと着実に嫌がらせをされ、評判を地に落とそうとされ、
家屋を傷つけられ、薬剤をまかれ吸わされ…
毎日家族を守りながら必死に頑張っている人を知っています。
「良心を持たない人間」が、自分の病気について悩んだり、
社会との関わりについて悩む事などありません。
彼らが悩むのは、
「自分の思い通りにターゲットを落とし込めない事、
自分を自分の思い描いた通りの人物として周りに認識させる目的が達成できない、
またはそれをじゃまする(正体をばらす)人間がいる事」 なのです。
ばれた時に、『なぜ自分は皆から嫌われたのだろう?自分のどこが悪いのか?』
なんて全く考えません。
「くそっ!あいつさえいなければ上手くやれたのに!
次は【先手攻撃】で、絶対に失敗しないからっ!!」
それだけです。
だから恐ろしいと、この本では訴えているのです。
こんな人達に同情を寄せることは、
被害にあっている人をさらに追い込んでしまうのだと判ってください。
本当に助けるべき相手は誰なのかを理解できる1冊です。
- 2019年8月10日に日本でレビュー済みAmazonで購入本の題名からおそらくサイコパス関連かと思い購入。たった半年の人間関係だったが、つけ込まれて関係をひっくり返され、おまけに宗教が絡んでいたので、私は逃げた。その後色々あって田舎に引っ越し、孤立してパニック障害。それから数年地獄の日々。最近やっとそこから抜けた感じがする。本の中身は興味深いが、私は実際のカウンセリングの方が役に立った。10年前の話だが、私の経験談を書いた。相手をサイコパス認定しても、実際にその人がサイコパスかどうかは分からないし、もしそうでも、自分がその人物に引っ掛かった、傷つけられた原因が解消するわけではない。
- 2007年11月24日に日本でレビュー済みAmazonで購入「もっと早くこの本に出会いたかった・・・」
つくづくそう思います。
「この人、ちょっと変かも・・・?」
そう疑問に思ったらまずはこの本を熟読してください。
きっとあなたの事を助けてくれる一冊になるでしょう。
私のかつての交際相手がまさにサイコパスでした。
一見、好青年風。仕事もよく出来て上司からの信頼も厚く周囲の人気者でしたが、そんな彼の裏の顔は
平気で嘘を吐く、心身を踏みにじり不安に陥れて面白がる、唐突に私を無視してはその反応を見て楽しむ、
謝罪や反省という言葉を全くと言っていいほど口にしない・・・
もはやダメンズの域を超えた男でした。
ようやくこの男の正体に気づき別れを告げた途端、今度はストーカーへと変貌し、2年間に及ぶ執拗なストーカー行為を受けました。
私が別れを告げた事、私に無視された事が余程彼の自尊心を傷つけたと見えます。
そう、相手の傷には鈍感だけど自分の傷にはとても敏感なのです。
そして異常なほど自尊心を守る事に執着します。
この本に運良く出会えた事でようやく彼の正体を知ることができました。
そして世の中には「サイコパス」「自己愛性人格障害」という有害な人間が存在する事を学びました。
元交際相手もそうでしたが、サイコパス(or自己愛性人格障害)は他人を餌食にしないと自分の存在価値を確かめる事ができません。
また、自分を偽りながら生きているので自分の正体を暴露される事がこの上なく恐ろしいことなのです。
この本をヒントに、自分の身を守ってください。
そして上記のような人物がもしも周囲にいるようでしたら絶対に近づいてはいけない。
近づいたら最後、間違いなくあなたをズタズタに傷つけるでしょう。
最後に・・・
泥棒や詐欺師が最初から自分の正体を明かしますか?
大抵紳士を装って近づいてきますよね?
サイコパスや自己愛性人格障害も同じです。
「優しい人」「面倒見のいい人」の仮面を被ってあなたに接近してきます。
そしてあなたが心を許した途端、彼らは牙を剥くのです。
- 2018年7月11日に日本でレビュー済みAmazonで購入つい最近もサイコパスに遭遇しました。しかも2年間で2人も…。そしてひどい目に遭って精神的にボロボロになりました。業務上、直接、関りがなければ逃れることが可能ですが、直接の上司であったり、タッグを組まされたりしたときは逃れようがありません。その人と関わっている間、無言で屈辱に耐えるか、反撃をして経歴に傷を残すか、精神的に病んで職場を去るか、という3者一択を迫られます。ちなみに私はこれまでの人生で5回選択を迫られ、3つとも選びました。すべてが終わった後に残るのは「人間不信」と「被害妄想」…道ですれ違った他人でさえサイコパスに洗脳されたシンパに思えてしまう。結論として、「向こうからやってくるサイコパスとキ〇〇イは防ぎようがない」というのが私の経験から得た教訓です。
本書を読んだのはずいぶん前でしたが、この本で「サイコパス」というものを初めて知りました。そしてこれまでの人生を振り返ると私を苦しめてきた人の何人かが、このタイプの人だということに気が付きました。今でも事あるごとに読み返しています。ただ本文中、東洋にはサイコパスの割合が低いとありましたが、私の経験上はっきり言ってこれは違うと思いました。絆やコミュニケーションを大切にする文化だからこそ、表面上、魅力的なサイコパスは言葉巧みに根を下ろしていけるのではないでしょうか。そういった点で考えると、日本のサイコパスは西洋のサイコパスよりも巧妙でタチが悪いとも言えます。
現在、職場で理不尽な思いをしている方、何を考えているかわからない身内に苦しめられている方にお勧めの1冊です。もしかすると、周囲から慕われているその人が、ピエロ役まで演じているそのイイ人が「サイコパス」かもしれません。
- 2013年6月23日に日本でレビュー済みAmazonで購入サイコパスの患者の話がつらつら書かれているが、
話術が下手なので退屈。読んでて引き込まれることは無い。まあ医者らしい本とも言える。
あと、要点をスパッとのべて、冗長な文章を削るべき。話が長い。
つまらなかったので途中で放り投げた。
アフィリエイトで紹介されている本を買うと
しばしばこういう目にあう。
世の中には良書を薦めるアフェリエイターと、
読んでもいないのに適当に本を選別して薦めるアフェリエイターがいることを知った。
- 2007年11月13日に日本でレビュー済み他人を苦しめやすい人の性格パターンについて、よく記述されていて、いま現在、誰かのために傷ついている人、だまされているのではないかと思う人、には、とても手助けになる本だと思います。
こういう相手と付き合ってはいけないな、と判断するために使うのもいいでしょう。
いま傷ついている人には、特効薬みたいな本です。
しかし、この本を読んで、「この人は25人にひとりのサイコパスなんだわ」と分類して安心して生きていくのは、それはそれでどうかと、私は思います。
人間関係って、そんなに簡単なものですか?
もし自分が、目の前の人に「25人のひとり」だと決め付けられたとしたら、どう思いますか?
あなたの家族が、子どもさんが、友だちが、人からそう決め付けられたとしたら、どう思いますか?
特効薬ですが、劇薬です。
たしかに世の中、コミュニケーションのしようもない人もいるかもしれません。あるいは、コミュニケーションしたくない相手だって、いるかもしれません。
でも……幽霊の、正体見たり、枯れ尾花。人間関係にも言えることだと思います。
枯れ尾花を強固に怪物化する副作用がある本です。良書であるからこそ、気をつけて読みこみたいなと、私は思いました。