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ウラディミール・ホロヴィッツ大全集~コンプリートRCA&ソニー・レコーディングズ1928-1989(DVD付)

4.5 5つ星のうち4.5 2個の評価

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新品 中古品
CD, CD+DVD, 限定版, 2009/11/25 CD+DVD, 限定版
¥21,360
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商品の説明

ウラディミール・ホロヴィッツ没後20周年記念リリース

レコード史上初の快挙!20世紀最大のピアニスト、ホロヴィッツが1928年から1979年にかけて、2大メジャー・レーベルであるRCAとソニーに残した全録音を集大成したボックス・セットです。ホロヴィッツはレコード録音の持つ意味を理解し、生涯にわたって熱心に録音に取り組んだパイオニア的アーティストのひとりでした。それは1928年3月26日、アメリカ・デビューの年にキャムデンのRCAスタジオで収録したショパンのマズルカOp.30-4とドビュッシーの「人形へのセレナード」という生涯初の電気録音に始まり、1989年11月1日、死の5日前に自宅で収録された録音に終わる、60年以上もの長きにわたって続けられたのでした。当セットは、1932年~1936年のEMI/HMV録音と1985年~1988年のDGへのCD6枚分の録音を除いて、ホロヴィッツの生前にRCAとソニーから発売された正規録音と、没後2つのレーベルから発売された未発表録音の数々を集大成したものです。インタビューほかを収めたボーナスCD1枚と1986年のモスクワでのライヴ映像「ホロヴィッツ・イン・モスクワ」DVD1枚も含まれています。

【完全生産限定盤】※在庫がなくなり次第終了となります。

登録情報

  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 14.2 x 13.8 x 10.8 cm; 1.22 kg
  • メーカー ‏ : ‎ BMG JAPAN Inc.
  • EAN ‏ : ‎ 4988017674260
  • 時間 ‏ : ‎ 44 時間 10 分
  • レーベル ‏ : ‎ BMG JAPAN Inc.
  • ASIN ‏ : ‎ B002IUBHEI
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 42
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 2個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
2グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2023年4月21日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    日本語解説とコンパクトなデザインが好きなら買い。CDはちゃちな容れ物に入っているので、ケース推薦。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2022年11月5日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    「モノ」としてこのような「大全集」を持つということも、現代ではダサいカサバるオモいダルいなどということになるのでしょう。が、迷ったら徹底的に自分なりに調べ、財布と相談し、一晩おいてみて、まだ迷ったら買う。
    そこまでして入手したらダサかろうがカサバろうが後悔はない。そして「客観性」も、もはや持てない。
    が、ここでも言わせてほしい。「客観性とは何よ」。これまで費やした時間と経験と金子は、いいものを見抜けるようになるためだったし、そういった「いいモノ」との出逢いは、賭け事よりは勝算はあると信じるが果てしないという意味では似たり寄ったり。誰にも言い訳できませぬ。すべての判断と感覚の一切は主観と勘で、自己責任。だがあえて言わせてほしい、人との出逢いにはどんなに互いに精査、誠意を尽くしても裏切り裏切られはつきものだが、モノとの出逢いは精査誠意を尽くせば、たとえこちらが見向きもしない時期がきても必ず、何度でも出逢い直す。それが手元にあるなら。生きている人と人とは、所詮双方が必死こいて動いて探し回るような拙い待ち合わせしかできないが、モノは動かないゆえ、こちらが求めるにふさわしい時と誠意とスキルさえ持てば、必ず出逢える「待ち合わせ」ができる。

    もしこの長広舌をお読みになって、もし迷いが生じたら、ご参考の上、市場にもしどんな形でかまた出たらですが、求めて頂きたい。ひとり根暗く晴々と「クラシック」といわれる音楽に40年近く魅せられてきたモノグルいが、自分でだけ愛でてたらそれでよかろうにこうして何か書き残しておきたいと思わせてくれた「モノ」。これもそれです。
    誰かがレビューでも残さない限りこのページすらなくなるのではないかとの多分余計な心配を抱いたというのもほんの言い訳、ホロヴィッツの命日にこれを書いてせめてもの、故人を含む制作者の方々への感謝にかえたいと考え、買ったページにこうして書かせて頂くことにした。

    まず思ったより全然カサバらない。オリジナルジャケットにこだわった集成も別にあるようだが、ここでは片面ビニール片面不織布の簡易な包装のディスクたちが2つのセットに分けられ、そのすべてが飾り気のない箱に納められている。
    もちろんオリジナルジャケットはおしゃれで美しいが、私がここでこだわったのはRCAとSONYへの正規録音が網羅的にかつできるだけコンパクトな形で集成されてあることと、情報量豊かな邦訳を主とした解説書が付属していることである。

    「ホロヴィッツの正規録音はツギハギだらけ」と聞いていて、なら聴くならライヴ録音で、と思い込んできた。それを貫いてきて、大いに打たれ鍛えられた今、ホロヴィッツが録音して残したいと思ったいわゆる「正規商業録音」とはどんなモノなのか、今なら自分の耳で出逢える、と思った。それで今年、このページに出ていた中古商品を、6万円ほど捻出して購入。

    録音された時側にいたプロデューサーたちが直接関わってまとめられ、上記解説書はLPのものやCD 化された際のものを邦訳で集成してある。ホロヴィッツ自身の言葉も散りばめられた内容は一読以上の読み応えがある。
    邦人の評論家による過剰な讃美や断罪ではなく、私が知りたかったのは、ホロヴィッツ自身の言葉と、彼の近くにいて彼を直接、継続的にみききした人たちの文言であって、内容は想定を越えて期待通りだった。「想定」というのはいい方向に越えられてほしいというのがモノグルいの「期待」であり、多分そうなるという確信こそが経験と勘である。と、ドヤ顔させて頂きたい。

    そして一部は知っていた音源もあるがこうしてあらためて出逢った「音」、これが震えるほど美しい。こう書いてもしためらいや後悔があるとすれば、所詮は浅学の言葉なんぞ、「練られた音」が真に心身にもたらすものには全く及ばないと痛感されるから。
    「ツギハギだらけ」かどうか、私には分からない。少なくとも不自然には全く感じない。むしろライヴでの最高の瞬間から、その場に居合わせた幸運すぎてイラつかせる観客たちのたてるノイズがいわば除かれただけ。

    スカルラッティを聴いて不意に涙が、自身の根の暗闇から湧き出てくるなどという奇蹟は、正直これまで生きてきて他ではあり得なかった。

    ショパンもこれで聴いてしまうともう他の多くの演奏がどこか既製品をチンして出されたものに感じられてしまうという、罪作りとしか言いようのないモノ、事態となる。

    ベートーヴェン、こんなに素晴らしい28番。なぜ29番以降がないのです?なぜテンペストもないのです。おそらくそれらの最高のあらわれとなったであろうに。
    シューマン、こんなに素晴らしい幻想曲、クライスレリアーナ、幻想小曲集Op.111まである喜び。ですが交響的練習曲はどうしました、そして「シューマンが好きなんだ」というつぶやきに奥さんが微笑んで「共に変人(mad )だからよ」と突っ込みを入れていたあなたであれば「暁の歌」を知らないはずないでしょうに。

    というふうに、ないものねだりも際限なくなる。人生においてこんなことをしてしまうのはほかには天に対してぐらいである。

    刃の先に揺れて留まる露に天地のすべてが鋭利に切り取られ映されている。ピアノの音でそれを実感したいなら、ホロヴィッツを聴くしかなく、もしこれまで何も感じず悲惨に生き死んだ音に耳を汚されどこに安住していたとて、この大全集のかたわらにいったんたどり着いてみるしかない。
    たとえその瞬間にすぐ答えはなくても、そのモノを手元に置き、時間をかけて出逢い直してみる。こちらの耳と心がそのモノにふさわしくなるまで、何度も。するとある時ふと感受する。そのモノの向こうに、手には取れず、架空され望見されるしかないが、確かにこだましてこちらを生かしも殺しもする力が、遥かに息をしているのを。
    自分の真の欲望によるモノとの出逢いは、そういう自分を超えた力との出逢い。と私は信じている。
    3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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