『存在と所有』
Marcel, Gabriel 1935 Etre et avoir, Aubier=1976 山本信訳,『存在と所有』,山本信編[1976:381-527]※
※山本 信 編 1976 『ヤスパース/マルセル』(世界の名著続13),中央公論社
last update:20170110
■『存在と所有』(Marcel[1935=1976])
■Marcel, Gabriel 1935
Etre et avoir, Aubier=1976 山本信訳,『存在と所有』,山本信編[1976:381-527]
山本 信 編 1976 『ヤスパース/マルセル』(世界の名著続13),中央公論社
■Marcel, Gabriel 1935
Etre et avoir, Aubier=1976 山本信訳,「存在と所有」,山本信編 1976 『ヤスパース/マルセル』(世界の名著続13),中央公論社,pp.381-527
■言及
◆立岩 真也 2022
『人命の特別を言わず*言う』,筑摩書房
「
★22 フェミニズムのその時の問題は、一つに、殺生の問題としてあった。それは、産む/産まないは女の権利であるとは言った。しかし、そうほめられたことでもないとも思っていた。はっきりと主張した。だが同時に、割り切れているものではなかった。
田中美津、さらに遡ると、森崎和江といった人たちがいる。
田中は日本での「ウーマン・リブ」の始まりに関わった。(「リブ新宿センター」について『私的所有論』第9章註9、[1997→2013:715-716]。)その人は『いのちの女たちへ――とり乱しウーマン・リブ論』で、「肯定でも否定でもなく冷厳な事実として言うのだが、人間とは、他人の痛みなら三年でもガマンできる生きものなのだ。」(田中[1972→2004:166-168]、原文に傍点▽「他人の痛みなら三年でもガマンできる」に傍点▽)とも言う。
森崎には『非所有の所有』(森崎[1963])という著書がある。私の最初の本の題を考えていた時に想起したのは、この本と、『存在と所有』(Marcel[1935=1976])だった。」
*作成:◇
立岩 真也