『武見太郎回想録』
武見 太郎 19680224 日本経済新聞社,258p.
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武見 太郎 19680224 『武見太郎回想録』,日本経済新聞社,258p. ASIN: B000JA61YA \450
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■内容
(著者まえがきより)
一人の人間が地上に生まれてくるまでには、個体発生が系統発生を繰り返すという、生物学の大原則に従ってきたのである。しかし、ひとたび生まれてみると、その大原則から離脱して新しい社会の中にその発育の場を求めることになる。私の回想録は、この一個人の発育の場を率直に述べたものである。第一部は日本経済新聞の「私の履歴書」に連載したものであり、第二部は追加した思い出の幾つかである。
■目次
第一部 私の人間形成
父母のこと
子供のころ
谷中小学校に入学
開成中学に進む
慶応の普通部、医学部予科時代
信濃町の本科時代
医局時代
理科学研究所へ
結婚――牧野伯、吉田茂氏との関係
戦後のこと
おわりに
第二部 師・友・患者など
慶応病院の生活
理化学研究所の思い出
(一)戦争下の理化学研究所
(二)戦後の理研と仁科先生
戦前の医師会と開業医
戦災の体験
師の思い出
思い出の患者たち
(一)岩波茂雄さん
(二)近衛文麿公爵
(三)患者としての陸海軍軍人
石黒忠悳・忠篤両氏の思い出
日本医師会会長となる
(一)田宮会長の跡を継ぐ
(二)神田厚相との会見
(三)三十六年の大闘争
(四)地域医療活動を重視
(五)健全な医師会活動を阻害するもの
吉田茂氏の追憶
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:角田 あさな