『父ちゃんのポーが聞こえる――則子・その愛と死』
松本 則子 19710110 『父ちゃんのポーが聞こえる――則子・その愛と死』,立風書房,273p.
last update:20170121
■松本 則子 19710110 『父ちゃんのポーが聞こえる――則子・その愛と死』,立風書房,273p. ASIN: B000J98XCE
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■内容
■目次
�T 終わりなき長い旅に
�U 病床から愛をこめて
�V 真紅の人生は美しい
�W 青空に落書きしたい
�X 沈黙の重いほとりで
■引用
1949生 1970/07/26 21年と6月の生涯を終える(p.5)
「「何かに呪われているみたいだ」
と妻はらよく泣きながらいいました。本人も私も知りませんでしたが、妻の先祖には同じ業病で倒れた人があったようです。それが近所から噂となって届きます。まるでわが家は黒い霧に閉ざされているようでした。△006
そして、三十五年四月、八年に及ぶ絶望的な闘病生活のはてに、妻は永眠したのでした。女子高校に合格したばかりの長女と、小学六年生になった次女則子をあとに残して。
いや、今が残していったものは他にもありました。
先祖からの呪われた血を、則子の中に残していったのです。[…]007
高岡市民病院のこまどり学級
新潟大学・椿教授(p.190)
帯(第5刷):「私は苦しむために生まれてきたの?
東宝映画化決定!!
主演・吉沢京子さん 涙をポロポロこぼしながら読みました。自分の未来には死しかないことを知りながら、絶望とたたかいつづける則子さんの生き方にとても感動しました。」
映画
https://www.youtube.com/watch?v=sKoha4ErNFA
劇場公開日 1971年9月24日 東宝 本編の上映時間 88分
監督:石田勝心
■書評・紹介
■言及
*作成:岩�ア 弘泰