『生存者――アンデス山中の70日』
last update:20220121
■Read, Piers Paul 1974
Alive: The Story of the Andse Survivors, J B Lippincott Cmpany=19740720 永井淳訳,『生存者――アンデス山中の70日』,平凡社,403p.. ISBN-10:4582351018 ISBN-13:978-4582351019
[amazon]/
[kinokuniya] ※
■言及
◆立岩 真也 2022/**/**
『人命の特別を言わず*言う』,筑摩書房
「★15 一九七二年、アンデス山脈の雪山に飛行機が落ちてそこで食物が亡くなった人たちが死んだ人の肉を食べた話はよく知られている。その生存者に取材して書かれた本としてRead[1974=1974]。訳書の表紙には八七頁にある以下の文章の引用がある。「「これは肉なんだ」と、彼はいった。「ただそれだけのものなんだ。彼らの魂は肉体をはなれて、いまは神とともに天国にいる。あとに残されたものは単なる死骸で、われわれが家で食べている牛の肉と同じものだ。もう人間じゃないんだ。」
*頁作成:
立岩 真也