『デュルケム 自殺論 (有斐閣新書 D 34)』
宮島 喬 19790630 有斐閣,232p.
last update: 20181227
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宮島 喬 19790630 『デュルケム 自殺論 (有斐閣新書 D 34)』,有斐閣,232p.ISBN-10: 4641088780 ISBN-13: 978-4641088788 欠品
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■内容
自殺の社会的根因に迫る名著の解説自殺の社会学として有名なデュルケム『自殺論』は、今日でもいささかも新鮮さを失っていない名著です。本書は原典に即してその意義を明らかにすると共に<現代の自殺>を考えるための手掛かりを提供します。
自殺の社会的根因に迫る名著の解説
自殺の社会学として有名なデュルケム『自殺論』は、今日でもいささかも新鮮さを失っていない名著です。本書は原典に即してその意義を明らかにすると共に<現代の自殺>を考えるための手掛かりを提供します。
■目次
序 『自殺論』の主題と現代的意義
第1章 『自殺論』の成立
1客観的な社会学的方法の確立をめざして
2「正常」と「病理」社会学的病理学の探求
第2章 自殺の定義と過去の諸研究の批判
1自殺の定義
2過去の自殺研究の批判
第3章 自己本位的自殺――個人化と孤立による生の危機
1自己のタイプの構成
2宗教生活の構造と自殺自己本位的自殺(1)
3家族生活の構造と自殺自己本位的自殺(2)
4自己本位的自殺の特質
第4章 伝統的社会と自殺――集団本位的の自殺
1未開社会にも自殺は存在する
2軍隊における自殺
3集団本位的自殺の特質と意味
第5章 欲望の無規制と自殺――アノミーの問題
1経済的危機と自殺
2アノミー
3産業化と自殺の増大経済的アノミー
4離婚とアノミー的自殺家族的アノミー
5宿命的自殺の問題
第6章 自殺タイプの個人的形態――諸タイプの心理的特徴の弁別
第7章 自殺はいかなる意味で社会現象か
1自殺の社会的要素
2自殺への社会的な規制と非難
3自殺と殺人の社会学的考察
第8章 自殺にみる近代社会の病態と実践的対応
1自殺の現状は正常か病理的か
2自殺の急増にいかに対処すべきか
3職業集団への期待実践的結論
第9章 『自殺論』と現代
1デュルケム自殺研究の意義と問題点
2現代の自殺日本を中心に
3日本的自殺とその特質切腹、情死、親子心中
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:
安田 智博