『ハングルの世界』
金 両基 19841025 中央公論社,中公新書,215p.
last update:20160315
■金 両基 19841025 『ハングルの世界』,中央公論社,中公新書,215p. ISBN-10:4121007425 ISBN-13:978-4121007421 660+
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■内容
■目次
第1章 ハングルの楽しい遊び方
1 ハングルの原理
「陰陽」一体のハングル文字/世界でもっとも合理的な文字/漢字とハングルとひらがな・カタカナ/「アンニョォン ハシムニカ」のmu/ソウルでのハングル・ショック/韓国語と日本語/勧告式千字文の効用
2 文法不要論
習わぬ韓国語を話した娘/遊びながら覚える/ハングルプリ(字解き)/韓国語を覚えるのに文法は不要/ソウルマルと方言/言葉のスピードと慣れ
3 漢字の世界とハングル化
漢字とハングル/名前の表記とハングル世代/漢字が使われなくなる日/名前は現地式読みを
第2章 その歴史をめぐって
1 ハングルの呼称
ハングルの漢字表記は「韓文」/茨の歴史
2 ハングル世代考
徹底した反共・反日・民族教育/安易な思い込みによる韓日のトラブル/論理的なハングル世代/反制でも民族的/論争好き/伝統芸能に目覚めたハングル世代
3 ハングルの誕生
3年間?で創制されたハングル/国字創制への反対論/民族主義派と事大思想の対決/国字創制の理由『訓民正音』の産声
4 ハングルの受難
訓民正音の普及/事大思想の復権/ハングル本の焼却という暴政/両班政治下のハングル
5 民族の魂
土禍をこうむった文人たち/ハングル文字/民族意識の高揚とともに/新小説の登場/『東亜日報』の役割/死を賭して国語を守る
第3章 言葉をあじわう
ことばのイメージとリズム/笑いをこめた鋭い風刺/人間関係と自然観/うたの世界/おふくろの味/韓国的ユーモア/裸を恥じる文化/アリランの歌の世界/祭祀と葬送/八字〈運命〉次第/『漢陽歌』/朝鮮という国号
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:奥坊 由起子