『死の臨床�Y これからの終末期医療』
日本死の臨床研究会編 19950531 人間と歴史社,326p.
■日本死の臨床研究会 19950531 『死の臨床�Y これからの終末期医療』,人間と歴史社,326p. ISBN-10:4890070850 ISBN-13:9784890070855 \3800
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■内容
1978年から1994年までのシンポジウム、特別講演、一般演題のすべてを収録。日本におけるホスピス、ターミナルケアといった末期医療の経過、現状が一望でき、脳死、ガン告知、痛みのコントロールなどといった死に関する話題がいつ頃からどのように論議されてきたか、経過を追うことができる。医学、社会、思想、哲学、教育、宗教に至る幅広いテーマからのシンポジウム。豊富な症例提示と詳細な内容検討、独創的研究論文を完全掲載。
■目次
日本におけるホスピスの現状と将来展望
ターミナルケアの教育と研修―スタッフは何をどのように学べば良いか
特別講演 ホスピスの現状と課題―末期癌患者の「生存の質」を考える
シンポジウム�T
出会いの場としての相即をめぐって
相即の医療
出会いということ
東西の接点
総合コメント
シンポジウム�U
ターミナルケアの教育
家族に対しても十分な準備教育を
医療教育の立場から
看護婦の立場より
臨床の現場における看護婦の教育
ホスピスボランティア教育について
パネルディスカッション
ホスピス患者をめぐっての意識
全国ホスピスの患者をめぐる調査―患者・家族・担当医師・担当看護婦の意識と行動
ホスピス患者をめぐっての意識調査
がん医療における緩和ケア病棟の役割
ホスピス患者をめぐっての意識調査
ホスピス患者をめぐっての意識
ホスピス患者をめぐっての意識調査
ホスピス患者をめぐっての意識調査
症例検討�T 49歳在宅ホスピスケア
症例検討�U 末期において躁状態を呈した一症例
症例検討�V 家庭内暴力をふるい、家族から恐れられていたがん患者のターミナルケア―家族に見守られ不安
な死を迎えられるまで
症例検討�W 大学病院でも可能な在宅死
症例検討�X 入院を拒み在宅死した事例より学ぶ―患者の真意を院内に返すことを試みて
症例検討�Y 長い経過をとる乳癌患者からの学びと看護
症例検討�Z 在宅でのターミナルケアについて考える―耳下腺腫瘍末期で自ら死を選んだAさんの事例を振り
返って
症例検討�[ 病院で死を迎えられるお年寄りと家族へのかかわり
原著
ホスピスにおける遺族ケア―遺族へのアンケート調査から
胆道閉鎖症患児における末期の治療経験
告知を受けた肺癌患者、家族の認識―告知されてよかった理由の分析
癌病院における鍼灸治療の経過と現状
特別講演�T
「死をどう生きたか」―忘れられない患者から学ぶ
ターミナルケアにおけるチームアプローチ
Ethical Aspects in Terminal Care
シンポジウム�T
ターミナルケアにおける倫理的諸問題―医師や看護婦がターミナルケアを提供する医療チームの一員として
おうべき責任
ターミナルケアにおける倫理的諸問題―安らかな死を援助するための看護とは何か
ターミナルケアにおける倫理的諸問題―患者の権利の視座
患者のニーズに応える医療を
総合コメント
シンポジウム�U
「生を支える」―「生を支える」死の臨床のわざとこころ
生を支えるケア―その人らしさを支えるケア
がん告知後を支える
総合コメント
症例検討�T 臨床におけるSpiritual Careについて
症例検討�U 日常的要求を多く出す終末期患者と看護婦の葛藤
症例検討�V 患者をあるがままに受け入れるためには―自分の殻に閉じこもっているQOLさぐって
症例検討�W 家族からみた在宅ターミナルケア―在宅ターミナルケアの良さ・困難さ・家族の条件・告知・医療体
制について
症例検討�X ALS患者で人工呼吸器を最後まで拒否し続けたIさんからの一考察
症例検討�Y 死を望んでいた患者の援助を通して―死の受容への考察
症例検討�Z 精神分裂病に白血病を併合した一症例
症例検討�[ 在宅ターミナルケアが困難であった一例
症例検討�\ 死亡前の外泊をめぐって―ホスピスでのQOLの実現
症例検討�] 救急医療にかかわる看護職への死の準備教育―突然死(交通事故)の家族への対応
症例検討11 ホスピスケアにおける和解への取組み―姪のTさんとの和解に向けて
原著
がん告知に関する研究―告知患者のアンケート調査から
HIV感染症症例の心理的分析―八症例の経験から
ホスピスにおける睡眠の意義―看護問題を調査して
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:
本岡 大和