『「むすびの家」物語 (シリーズ生きる) 』
木村 聖哉・鶴見 俊輔 19971125 岩波書店,270p.
last update:20151215
■木村 聖哉・鶴見 俊輔 19971125 『「むすびの家」物語 (シリーズ生きる) 』,岩波書店,270p. ISBN-10:4000261770 ISBN-13:978-4000261777 欠品
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■内容
〈言葉より行動を〉を合言葉に,ハンセン病恢復者の宿泊所建設にボランティアとして青春を賭けた学生達と,それを支えた心ある大人達の物語.思想家鶴見と教え子がいま初めて回顧するある事件とその後の感動的な展開.
■目次
はじめに
第1部 「らい」はアジアを結ぶ
1 安保闘争からワークキャンプへ
「諸君、デモに出よう」
谷川雁と柴地則之
「言葉より行動を!」
吹田「仰光会」キャンプ
同志社大学・鶴見ゼミ
「善意の独裁者」矢追日聖
大倭紫陽花邑
早すぎる死
2 「むすびの家」建設運動
長島愛生園初訪問
反対運動に直面
「大阪ガスに白石あり」
浜野規矩雄と鈴木重雄の「共闘」
『すばらしき復活』
「希望の星」墜つ
工事再開から完成まで
3 管理・運営・利用
法人化問題
管理人志願
囲碁将棋大会
『地面の底が抜けたんです』
銀河四郎・梨貴夫妻
徳永進と『隔離』
4 韓国ワークキャンプ
呉済天牧師との出会い
「ケンチャナヨ」(構わないです)
アホウドリ韓国へ行く
「ノナエチプ」(あなたと私の家)
もう1人の死
5 らい予防法廃止記念フォーラム
「らい予防法」ついに廃止
「山が動いた」
「講演」の部
「パネルディスカッション」の部
会場からの報告
排除から共生へ
第2部 五十年・九十年・五千年
1 発端
2 もうひとつの発端
3 さらにもうひとつの発端
4 ある学生
5 すきまのある集団
6 小さい窓
7 国際的とは何か
8 逸話
9 隔離の強制
10 大阪城公園の掘立小屋
11 流派の交流
12 地面の底
13 それまでに過ぎた年月
14 5000年の背景
15 廃止のあとに
おわりに
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:奥坊 由起子