『クローン人間の倫理』
上村 芳郎 20030124 みすず書房,258p.
■上村 芳郎 20030124 『クローン人間の倫理』,みすず書房,258p. ISBN-10: 462207026X ISBN-13: 978-4622070269 2800+
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内容(「BOOK」データベースより)
人類初のクローン人間誕生をまえにして人間の尊厳とは何か。生命倫理の議論を掘り下げ、クローン人間賛成論と反対論がともに拠って立つ原理を問いなおす。
内容(「MARC」データベースより)
クローン人間の是非を問うことは人間や生命の本質を問うことに等しい。人々の不安、人間の尊厳の意味、功利主義原則と自己決定権の吟味を通じて、その賛否両論の倫理を模索する。生命倫理学の真価を問う問題作。
■目次
1 クローン人間に関する誤解―予備考察
手塚治虫からドリーへ
遺伝子決定論の批判―一卵性双生児とクローン人間
ほか
2 クローン人間の現状
生殖医療の歴史―クローン技術の前史
クローン技術(体細胞核移植)の現在
ほか
3 クローン人間の倫理学
倫理学説
倫理の原点―「絶対的なもの」の規定
ほか
4 クローン人間の是非―クローン人間の具体論
優生思想の排除とクローン人間の可能性
具体例の検討
ほか
■書評・紹介・言及
◆立岩 真也 2013
『私的所有論 第2版』,生活書院・文庫版