避難所リーダー養成加速 内閣府、700人受講済み

避難所リーダー養成に向けた研修=2024年12月、青森県八戸市(内閣府提供)

 内閣府は、避難所で被災者支援のリーダー役となるボランティア養成を加速する。研修で避難所運営の基本技能を身に付け、災害時に自治体職員とともに良好な避難所環境づくりに貢献してもらう。研修は2022年度から各地で実施し、内閣府によると受講者は700人を超えた。24年度は補正予算で経費2千万円を確保し、実施会場を当初予定より増やす。

 インターネットで約3時間の動画を事前学習し、2日間の避難所運営演習を行う。体育館や公民館に模擬避難所を設け、経験豊富なNPO職員らが段ボールベッドの設置手順などを指導する。地域のボランティア人材の輪を広げる狙いもある。


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