どうも!コバヤシです。
もう大変話題のショーンKことホラッチョ川上さんですが、この人スゴくね?
いやいや、「自分力」というか、アンタ自分鍛えすぎだよ!と思うんです。
自分の設定に合わせて自分を作り上げる
ハーフです。ハーバード大学院卒です。
という設定で経営コンサルタントの仕事をするために顔を整形して(鼻はウインナー入ってるみたい)、独学で経済学と経営学を勉強して、努力して英語をネイティブレベルで話せるまでになって、10年以上経済のラジオをコンサルタントという肩書きでやってたんですよ。
最近身長詐称のネタも出てきましたけど、顔や身体はともかく、その努力はものスゴイもんだと思いますよ。常人でできるモンではない。
少なくともぼくは、たとえ自分を大きくみせるためであっても、こんな風になることなんてできないです。
一流のペテン師
有名人になろうっつって、世間を騙して世に出るためには、普通は外側にハリボテを作り上げるだけです。しかし、ショーンKはやり切りましたよ。中身もガッチリ作って、ホンモノと大差ないようになりました。
いわば嘘は経歴のみ。
その努力をハーバード大学院に行くことに向けていたら本当に入ることが出来たでしょうに、そうしないところが彼らしさなのです。ハーバードに行くための努力なんて苦しくって辛いからできない、と言いながらハーバードに行くフリをするためにそれ以上の努力をしてしまうのです。人間、ラクをするためにはどんな努力でもするものなんですね。
彼は、去年の耳が聞こえる佐村河内さんとは違い、一流のペテン師なんです。バレないまま死ぬことができれば超一流のペテン師だったのになぁ。
肩書きだけで仕事になるステキなニッポン
そこまでの能力を努力で手に入れたのだからわざわざ嘘つくことないやん、とも思いますが、おそらくそれだと世に出ることはできなかったのではないでしょうか。
ハーバード大学院卒レベルの経済経営の知識があってそれをわかりやすく話すことができるショーンKが、仮に「知識は持ってます!誰にも負けません!ただ、高卒です」といって独立したら多分すぐ廃業です。
逆に、一生懸命うわべだけ取り繕うようなことしか話せなくても「経営コンサルタントをやってます。ハーバード大学院を出ました」というと知識人として世の中に認識されるんです。
そういう肩書きさえあれば、あとはテレビで何言おうが、阿呆なことに聞いてるほうは「へー、さすが」って聞くんですよね。
努力には敬意を表したい
ロクに調査もしないで経歴だけ見て知識人としてテレビ出演させるマスコミ及び経歴だけみてエラい人の言うことだからといって感心してボーっとテレビを眺めてる視聴者と、コンプレックスを跳ね返すために謎の努力を続けてなりたい自分に限りなく近づいたショーンK。
神様はどっちがお好みなんだろう?
少なくとも、努力から散々逃げ回って生きてきて後悔しまくるオッサンになっているぼくは、とても真似できない努力をしまくったショーンKさんには敬意を表したい気分なんです。
みなさんはどうですか?
ではまた。