「こんな苦境のときもやってくれるね日本!」
と、ドコモのシャープ製携帯のCM「森の木琴」が海外で大変な反響ですね。
福岡県嘉麻市古処山の樹間に間伐材で44mの木琴を組み上げて玉を転がし、バッハの「主よ、人の望みの喜びよ(Jesu, Joy of Man's Desiring)」を奏でる3分のCMなのですが、既に各所で取り上げてる通り、NYタイムズ、CBS、エンガジェット、Neatorama、NYMagなど、紹介した媒体には大変な数のRTと「いいね!」がついてて、コメント欄も
・なんという禅!
・オンリー・イン・ジャパン!
・究極のクリエイティビティ
・他の大企業もこういうCMもっと作るべき
と絶賛の嵐。良いものに国境なしですねー。
「映像撮って音楽重ねてるんじゃないの?」の声もあるけど、その点についてはNYタイムズが「人工的な音楽は一切加えなかった」というDrill, Inc.製作ディレクターMorihiro Harano氏の言葉をバシッと載せてくれたお陰で抑えられてるみたいですね。木琴製作はInvisible Designs LabのKenjiro Matsuo氏。日本の誇り!
ところで慧眼のギズ読者のみなさまは既に勘づかれておられると思いますが、この感動の声に混じって英語圏では何故か「LOL(爆笑)」という文字がチラホラ散見されるんですよね...これってどうしてか分かります?
実は...厳粛な気持ちに打たれまくりの3分の最後に出てくる商品名。この「Touch Wood」には「硬くなったものに触ってくれ」という意味があるんでございますよ! なんでこんな美映像見た後にそっちに頭がトリップするかな!
で、感動の頂点でズッコケた少数派が、
・僕のwoodにtouchされるたびに僕のballsがこんな音奏でてくれたら最高なのにw
・アップルならiTouch Woodになっちゃうところだ
・woodになってしまったじゃないか
と手を叩いて大喜び、というわけですね、はい、失礼しました...いろんな意味でオンリー・イン・ジャパンな傑作CM「森の木琴(PLAY WOOD)」、メイキングはこちらです!
(satomi)