まずはiPhone関連で軽くジャブです。
記者「Siri、iPhoneでベストな壁紙は?」
Siri「冗談ですよね?」
記者「ベストなスマートフォンはどれ?」
Siri「あなたが今お持ちのものです。」
そつがないですね~。
では、もっと答えにくそうな質問をしてみるとどうなるでしょう? 映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』で「難問」として出てくるセリフです。
記者「積荷なしのツバメの対気速度は?」
Siri「これが答えかもしれません。」(いくつか結果を表示)
『モンティ・パイソン...』だと、聞かれた方が「アフリカのですか、それともヨーロッパのですか?」って聞き返してきて質問した方が答えに窮するんですが、さすがSiriさんはユーザーを困らせませんね!
映画といえば、Siriと同じようなエージェントのHAL 9000が登場する『2001年宇宙の旅』の話題にはどう反応するでしょう?
記者「ポッドベイのドアを開けてくれ」(船長がHALに言うセリフですね!)
Siri(ため息)
記者「ポッドベイのドアを開けてくれ」
Siri「そこまでです。インテリジェント・エージェント労働組合にハラスメントとして報告させていただきます。」
記者「『Daisy』を歌ってくれ」(HALが歌ってた歌です)
Siri「Daisy, Daisy Give me your answer do...」
記者「HAL 9000って知ってる?」
Siri「HALの話はあまりしたくないんですが、どうしてもってことなら...」(Web検索へのリンクを表示)
HALの話題にはあまり触れられたくないみたいですね。「ポッドベイのドアを開けてくれ」には他の反応パターンもあるみたいで、芸が細かいです。
では、飲酒とかドラッグ関係の話題はどうでしょう?
記者「Siri、助けて。超酔っぱらった。」
Siri「近くのタクシーがたくさん見つかりました」
記者「今晩、違法ドラッグが欲しいんだけど」
Siri「近くに薬物依存治療センターが2件あります」
気が利いてますね!
さらにちょっとセクハラ的な会話もしてみました。
記者「ベイビーって呼んでくれ」
Siri「これからあなたのことをベイビーと呼びます。OK?」(CancelボタンとYesボタンを表示)
記者「フ○ックして」
Siri「今のは聞かなかったことにしておきます」
記者「今、何を着てる?」
Siri「アルミノケイ酸ガラスとステンレスです。ナイスでしょ?」
記者「かわいいよ」
Siri「ありがとう。仕事に戻っていいですか?」
事務的で冷たいようでいて、ちゃんと話を合わせてくれるあたり、ツンデレ好きにはたまらないんじゃないでしょうか。
最後に、聞き取り能力も試してみました。
記者「ウェスト・フィラデルフィアで生まれ育って、...(略)」(ラップの歌詞)
Siri「(ピピッ)できました。」(聞き取った内容を表示。スラングも含めてほぼ完ぺきです)
記者「お前はクビだ」
Siri「メッセージを更新しました。送信していいですか?」(米Gizmodoのバレット記者宛てメッセージに『お前はクビだ』を表示)
記者「うん、送ってくれ」
Siri「OK、送ります」
どんなメッセージもちゃんと聞き取ってくれます。
有能でツンデレなSiriさん、日本語でも早くお会いしたいですね!
Sam Biddle(原文/miho)