Mountain Lionは完璧なOSではありません。
プラットフォームとして堅実に進化していますが、ちょっとした不満や問題はまだまだありますよね。そんな問題をアップルのソフトウェアでは無くサードパーティーのアプリで、Mountain Lionと同等以上の機能を実現するTIPSを紹介していきますよ。
通知センターをもっと使いやすくする
Mountain Lionから通知機能が搭載されました。この機能はGrowlというアプリでほとんど同じ機能を実現できますが、デフォルト設定だと通知センターとGrowlのバナーが同じ場所に出てきてしまうため、両方を同時に使うのはちょっと厳しいかもしれません。これを回避するための選択肢としては......Growlを使うのをやめる、Growlの通知が出てくる場所を変える、Mountain Lionの通知機能を使うのをやめてGrowlがサポートしているサービス(Sparrow(10ドル)、Adiumなど)で何とかする、またはHissというアプリケーションを使う、です。特に最後の選択肢は中々オススメです。
Hissは、全てのGrowlからの通知をMountain Lionの通知センターに取り込んでくれます。一番大きなメリットは、全ての通知が同じアプリで統一されることですね。
ただし、通知センターはGrowlに比べてカスタマイズ性に乏しいのも事実。クリックスルーも無いし透明表示も出来ないし、同時に通知が来た場合の、複数バナー表示もできないのはいつか改善してもらいたいですね。
より賢い「GateKeeper」
Mountain Lionから搭載されたGateKeeperは、Macに意図せずに悪質なソフトウェアがインストールされるのを防いでくれます。でも少しだけ言わせてもらうと、ちょっとやり過ぎなんじゃないかと思うのですよ。中間のセキュリティー設定にすると、例えばオンラインゲーミングで有名なSteamのアプリがダウンロード出来なくなっちゃいます。
代替手段として、Gatekeeperを非アクティブ状態にして、Little Snitch(30ドル、または毎日3時間だけ使える無料版もあり)をインストールしてみましょう。開発元が不明なアプリのインストールを止めさせることなく、ただし自分のマシンのイン&アウトの接続状態を常時監視し、そしてその接続を許可するかどうか随時確認してくれます。
何だか面倒くさそうに聞こえますが多分それは最初だけ。一旦基本的な接続を許可したらそれ以降はセキュリティー設定を管理する手間がほとんど無くなると思います......少なくともGateKeeperよりね。あるいはGateKeeperとLittle Snitchをうまく同時に使いこなすと素晴らしいですね。
AirPlayミラーリングができなくてもAirplayミラーリングを実現する
Mountain Lionの新機能の中でもかなりイケてる機能、Airplayミラーリング。
でもこの機能が使えるのは2011年以降のMacのみ。インテルのQuick Play 機能がSandy Bridgeプロセッサーに搭載されているモデルからです。
Mountain LionにしたのにAirPlayミラーリングができないなんて、そんなの悲しすぎる...なんてお嘆きのあなた、使っているMacが2011年以前のものでも大丈夫ですよ。AirParrot(10ドル)を使えば、Macの年齢に関わらずコンピューターのディスプレイを他のスクリーンにミラーリングすることができるようになります。AirParrotは有料ですが、これは価値があると思える人は沢山いるんじゃないでしょうか。
カウボーイのような、ロデオのようなレザースキンをどうにかする
このレザーなスキンでカレンダーや連絡先をカウボーイ風にするのをどうにかしたいんですけど...。そんな時、MacNixで簡単に解決できますよ。
2つのDMGファイルをダウンロードして起動します。するとほーら、魔法のようにあの(ダサい)レザーなスキンが新鮮で綺麗なアルミニウムに大変身です。
ジェスチャーをカスタマイズする
アップルは「ジェスチャー」に対してあまりカスタマイズの余地を与えてくれませんでした。でもBetter Touch Tool があれば、キーストロークやジェスチャーに様々な機能を付加することができるようになります。
ミッションコントロールをピンチの操作で起動させたい、2つの指で左にスワイプすればデスクトップに表示させたい...そんな操作がすべて可能になりますよ。
メッセージ機能の過去ログ検索をより快適にする
メッセージ機能はデスクトップのチャットクライントとしてかなり便利です。ただ、チャットログが時々壊れたりするんですよね。メッセージアプリの検索バーなんて、大量にメッセージログがあったりすると簡単に固まったりするし結局使いづらいんじゃないか......この問題を解決するには2つの方法がありますよ。
Loghorreaを使ってiChatのメッセージログを見る、もしくはMacのチャットクライアントをアーカイブしてくれるAdiumをインストールするかです。
もっと便利なブラウザ
Safariは機能強化もされ、どんどん良くなっているのは明らかなのですが、それでもOS Xのベストブラウザとはまだ言えません。(万がいち)まだ使っていないなら、Google Chromeがメインブラウザの第一候補です。
Safariの機能はChromeの拡張機能でほとんどカバーできますし、似たような機能もたくさんあります。例えばクラウド上に保存されたブックマークとタブですね。ChromeのiOSアプリと同期できるようになってより便利になりました。
全てを修正したい
Mountain Tweaksという、Mountain Lionに対する細かい調整ができるアプリです(前バージョンはLion Tweaksとして配布されています)。
繰り返しキー、再起動したときに全てのファイルを再び始めるかどうか、またこのアプリでもカレンダーやアドレスブックをレザースキンから通常のアルミニウムにすることだってできます。
ターミナルからできる変更などをGUIから簡単に行えるカスタマイズアプリケーション、便利ですね。
mayumine(Kyle Wagner 米版)