現地の人はまだ。
独裁政治の続く北朝鮮ですが、今週、少しだけ自由になったことがあります。同国唯一の携帯キャリアKoryolinkが、データ通信サービスを開始したんです。そして北朝鮮からも、InstagramやTwitterにアクセスできるようになったんです。
ただしそれは、外国人限定です。現地の人たちが日々の食事をセピア色に加工したり誰かと共有したりできるのは、当面想像の中だけになります。それでも、インターネット接続に厳しい制限がかけられていた従来と比べれば大きな前進です。これがGoogleのエリック・シュミット会長の訪問による成果なのかどうかは不明です。
そして栄えある北朝鮮初(の中のひとつ)のツイートになったのは、AP通信韓国支局長のジーン・H・リーさんによるこちらです。
My first tweet using #Koryolink's new mobile #Internet service. Hello world from comms center in #Pyongyang.
— Jean H. Leeさん (@newsjean) 2013年2月25日
Koryolinkのモバイルインターネットサービスを使って、初めてツイートします。平壌の通信センターから、ハロー・ワールド。
冒頭の画像は、このツイートに続く初めて(の中のひとつ)のInstagram画像で、リーさんによれば「核実験をした研究者たちを歓迎する看板」を写したものです。この物悲しい雰囲気がInstagramのEarlybirdフィルターによるものか、そもそも北朝鮮の風景自体が醸し出しているものなのかはわかりません。
[@newsjean via The Next Web]
Ashley Feinberg(原文/miho)