「超ボーカロイドエリア」では、縦3m横2mの大型ディスプレイにボーカロイドを3Dホログラム投影するシステム「SORIS VLS」が展示されていました。
SORISは、光を通さない特殊なスクリーンに映像を投影することで、ボーカロイドが空中に浮かんで動いているように立体投影することができます。今回設置されていたのは、固定された単一のスクリーンでしたが、ライブ時にはスクリーンを横に並べたり広げたりして、ボーカロイドを複数投影したり、走らせたりすることもできるそうです。最近増えたボーカロイドのライブパフォーマンスを、より鮮明に広い動きを付けて映すシステムです。
SORISを開発したアージュの千葉社長のお話では、今は海外で開催するライブ用の問い合わせが増えているそうです。SORISを使えば、リアルなギタリストをスクリーンの後ろに立たせて、バーチャルで炎の演出効果を出したり、サイリウムの動きに合わせたビジュアルを投影したり、見ている人もあっと驚く映像をライブ時に作れるそうです。
本当に凄いのは、間近で見ても細かい動きまでくっきりと映っていることです。一見の価値、絶対にありますよ!
(鴻上洋平)