お宝発見ですね。
ポップアートの奇才アンディ・ウォーホルが1980年代にコモドールのAmiga(アミーガ)を使って作成したアートワークをアンディ・ウォーホル美術館が30年ぶりに蘇らせました。
実は、このイメージ作品たちにに光が当たったのは偶然だったそうです。ある日、ニューメディア・アーティストのコーリー・アルカンジェロさんがYouTubeである動画を見つけたことがきっかけでした。それは、1985年にウォーホルが、Amigaの発売イベントでパソコンを使用して描いているところを映像に収めたものでした。それを見て、アルカンジェロさんは、「ウォーホルのデジタルイメージはどこにあるんだろ?」と思い、探すことにしました。
アルカンジェロさんはリサーチにリサーチを重ね、ついにカーネギー美術館の館長とウォーホル美術館の公文書保管長のアーカイブに、ウォーホルのデジタルイメージ入りのフロッピーディスクがあることを突き止めました。そして、カーネギーメロン大学のコンピュータクラブが、ファイルを見るための古いハードウェアを提供してくれた事もあり、すぐに作品を掘り起こすことに成功したそうです。
気になるフロッピーディスクの中身は…
沢山のいたずら書き、写真、いろいろな試みなど、全てがウォーホルの世界! だったそうです。たとえば、目が3つあるボッディチェリのビーナスの誕生、荒削りなキャンベル缶、そしてとても奇抜なセルフポートレートも含まれていました。
今回、見つかったイメージと、映像データを回収したプロセスをカーネギー美術館がThe Invisible Photograph Seriesと名付けドキュメンタリー化したそうなので、いつか日本でエキシビジョンを観れる日がくるかも!?
ひっそりと30年間フロッピーディスクの中で眠っていたアンディ・ウォーホルの作品、相変わらずカッコイイ! ですね。
source: The Warhol via The Verge
Jamie condliffe - Gizmodo US[原文]
(junjun)