今までのPhotoshopなどの画像編集ツールでは、写真の中に写された物体は2Dの世界でのみ編集できました。しかしこれからは違います。なんと3Dで編集できる技術が開発されたのです。まずは以下の動画をどうぞ。
動画を見れば、驚くに違いありません。ホントに魔法みたいに被写体が動くんですが、魔法じゃないですよ、本当にこうやって編集できるんです。動画のようにタクシーを3Dで自由自在に動かせるようなツール、見た事ないですよね!
この被写体を立体的に3D編集する技術はカーネギー・メロン大学とカリフォルニア大学の研究者グループによって発表されました。このツールは、オンライン上にストックされている既存の3Dモデルの中から、被写体に似た者を選び出し、形状を合わせる事で、3D編集を可能にしています。
それにこのソフトは、あっというまに奥行き等のテクスチャーを整えたり、新たに置かれた被写体に適切な影を付けたりもしてくれます。また、横や裏側など、元の写真では見られないところまですら推測してディテールを加えてくれます。これらのおかげで仕上がった写真は全く不自然に見えません。
もちろんストックされた3Dモデルを使用するので、動かせる物体の種類には限りがありますが、Googleで調べてみると、とんでもない数のモデルがありますから、ご安心を。
もしもの技術の裏に隠された技術が気になった方は、ここのリンク先に、研究者グループの公開した論文もありますのでどうぞ。
ソフトウェアをダウンロードしたいのであれば、こちらから。またソースコードも公開中なので、興味のある方は是非。
これが写真の世界をどのように変えるのか...。今から楽しみで仕方ないですね!
Gif by Nick Stango
source: Motherboard via CMU
Adam Clark Estes - Gizmodo REFRAME[原文]
(Tomo)