そこに山があるから登るんですね、わかります。
シュミット指数というものをご存知でしょうか。アメリカの昆虫学者であるJustin O. Schmidtさんが1983年に最初の論文で発表したもので、昆虫の毒液の痛みを分類したもの。人体に全く影響の無い0から始まって、最も痛みを伴う4までにレベル分けされています。
すごいのは自ら昆虫に刺されて痛みを体験して分類したこと。科学者としての根性なのか、昆虫が好きなのか痛みが好きなのかわからないですが、とにかくすごい人物なことは間違いなさそうです。
そんなSchmidtさんと間違いなく親友になれそうなのが、今回Laughing Squidが紹介したCoyote Petersonさん。これまでもオオベッコウバチ(通称「タランチュラ・ホーク」)やヤマアラシに刺されたり、大量のヒルに血を吸われたりと身体を張って自然の厳しさを伝えてきました。
そんな彼が今回挑戦したのが、シュミット指数で最高レベル4にランクインしているというサシハリアリ(通称「弾丸アリ」)。ちなみにミツバチやスズメバチでシュミット指数は2だそうで、もはやどれほど痛いのか想像もつきません。
Brave Wildernessが公開したこちらの動画から、彼の苦しみを見ることができます。(刺されるシーンは13分から)
ちなみにシュミット指数を決めたSchmidtさん、サシハリアリに刺された痛みは「かかとに3インチの釘を打ち込まれ、真っ赤に燃え上がる炭の上を歩くような痛み」と描写しております。そのため刺された人は、
こうなります。痛みはすぐに首の筋肉、全身へと広がり、大量の汗が吹き出し...と大の大人が悶え苦しみながら、真面目に痛みを描写している姿を見たい方はぜひ動画をご覧下さい。
もっと読む:
・ワイルドすぎ!世界最大のハチに自分の腕を刺させる男
・アウチ! ヤマアラシに刺されるとこうなるぞ
image by Brave Wilderness - YouTube
source: Laughing Squid, Brave Wilderness - YouTube
Andrew Liszewski - Gizmodo SPLOID[原文]
(塚本 紺)