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ラップトップ、今は買っちゃダメ

  • author 福田ミホ
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ラップトップ、今は買っちゃダメ

Mac派でも、Windows派でも。

今使ってるラップトップが古くなってきたし、そろそろ買い換えようかなあという方。今は新しいコンピューターを買うには最悪のタイミングです。だってあと2ヵ月も待てば、今あるものよりはるかに良いものが買えるようになるんです。

もちろん、少し先伸ばししたら新しいものが出てくるってのは、今に始まったことじゃありません。でも今回は、いつもとはわけが違います。MacでもWindowsでも、その点では同じです。あとほんの数週間で、多くのラップトップに搭載されるIntelのCPU、GPUがいろんな意味で大幅アップグレードされるんです。Intelの新しいアーキテクチャ、Haswellには、以下に挙げるようないろんなメリットがあるんです。

1日中使ってもOKな電力効率

バッテリーライフが重要なのはスマートフォンだけじゃなく、ラップトップにおいても言えることです。特にタブレットとラップトップのコンバーチブルタイプをねらっているならなおさらです。そしてHaswellによって、次世代のラップトップはバッテリーの持ちが向上する、というかもう飛躍的に伸びるんです。超薄いUltrabookが1回の充電で24時間使えるとか、10日間スタンバイで放っておいても大丈夫とかいうレベルです。今市場にあるものではありえない性能です。

処理速度が向上

バッテリーライフが長くなっても、性能は犠牲になりません。むしろ性能もアップしてるんです。Haswellは、より少ない力でより多くのことができるんです。詳細はまだわかっていないことも多いんですが、今後2、3ヵ月で出てくるトップレベルのUltrabookはものすごく速くパワフルになるはずです。

グラフィックス処理にもテコ入れ

パフォーマンスといえば、Haswellには強力なGPUも加わります。特に上位モデルはIrisと名付けられ、去年のチップの2倍の性能を持っています。去年のチップだってその前の年の数倍良かったので、今使われているラップトップと比べたら見違えるほどです。

簡単に言うと、Irisでは最新のゲーム、たとえばCall of Duty:Modern Warfare 3とかBioshock Infiniteが、別途グラフィックスカードを追加しなくてもストレスなく動かせます。さらに4K動画出力も処理でき、数年後もっと4Kスクリーンが普及してきたときにも役立ちます。

Mac派の方へ

Retina搭載のMacBook Airが近々に来るかどうかわかりませんが、HaswellはMacBook Pro、MacBook Air両方に搭載されて、6月10日のWWDCで発表になるはずです。発表のタイミングで注文も可能になると思われます。もうすぐです!

Windows派の方へ

去年のWindows 8のリリースで、コンバーチブルタイプのモデルがたくさん生まれました。今後もその手の端末が出てくると思われ、さらにHaswellの電力効率によってタブレットモードのときにもっと長く使えるようになりそうです。特に、キーボードベースを物理的に取り外すようなタイプの場合は効果的と思われます。タブレットとしても使えるラップトップは、従来はバッテリーが持たないためにタブレットとして使いにくかったのですが、これからはバッテリー面でも本当のタブレットに近づくんです。

また、次世代のUltrabookは薄くなって、タッチスクリーン搭載です。もし「別にスクリーンタッチできなくても‥」って人でも、従来型のタッチ非対応モデルにもHaswellが搭載されるので、それを待つ方が賢明です。

最新モデルとか興味ない派の方へ

別にそんな最新のものとか要らない、って方でも、今は買わない方がいいです。既存モデルだって、新しいラップトップが出れば安くなります。Macであればリファービッシュ品が安くなるでしょうし、Windowsなら量販店が軒並み値下げしてくるはずです。

とにかく今は買っちゃダメ

というわけで、よっぽど短気でパソコンにムダなお金を使いたくて仕方がない人じゃない限り、今は待つのが正しい選択です。そしてHaswell搭載モデルが続々と発売される7月頃になれば、きっと待った甲斐を感じられることでしょう。

Eric Limer(原文/miho)