藤村靖之著『自立力を磨く』
〜お金と組織に依存しないで得られる豊かさ〜
藤村靖之著
『自立力を磨く』
品番:B-016-01
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目次
まえがき
プロローグ
エピソード�T 文明の転換と資本主義の破綻
文明の転換
/ 多くの困難 /
資本主義の破綻 /
環境の破綻
タブー
/ 新しい文明の萌芽
エピソード�U お金と組織に依存しないで豊かに生きる
アフリカ人は幸せ・・・だった
/ アフリカ人は不幸せ・・・になった
アフリカ人は自立力が強かった
/ 日本人は世界一器用だった
お金と組織に依存しないで豊かに生きる
/ 愉しい自立
オシャレで愉しい有機稲作
/ 簡単な技術がいい /
仕事も愉しい方がいい
支出も少ない方がいい
/ 好きなことを仕事にする
/ 技術と仕事の融合
技術と生活の融合
/ 豊かさの意味
エピソード�V 愉しく支出を減らす方法
(1)支出を減らす意味
ドイツの支出ゼロプロジェクト
/ 資本主義を軽やかに乗り越える
韓国青少年の自殺
/ タクサン働いて不幸せになる悪循環
少なく働いて幸せになる好循環
/ 消耗人生からの脱却
(2)支出を減らす方法
不要なものは買わない
/ 必要なものと交換する
中古品を愉しむ
/ リストア /
アンペアダウン
家賃をタダにする
/ 食費をタダにする /
水道代をタダにする
風呂代と暖房費をタダにする
/ 冷房代をタダにする /
車の燃料費をタダにする
仲間がいれば支出を減らせる
エピソード�W 愉しい自給自足
(1)自給自足の考え方
愉しい自給自足 / 自然の恵みで生きる /
オシャレな自給自足
美味しい自給自足 / 支出を少なくする自給自足 /
みんなでやる自給自足
食べもの・住まい・エネルギー /
多様性と循環性を愉しむ
収入が増える自給自足
(2)循環型ライフを愉しむ
鶏と暮らす
/ ミツバチと暮らす
/ 犬と暮らす /
ンポストをつくる
豆を栽培する
/ 機械修理を愉しむ
/ 家の修理を愉しむ
(3)自然の恵みで生きる
無農薬で米を栽培する / バケツ稲作
サツマイモを栽培して焼き芋にする
/ トマトを栽培する
ジャガイモを栽培する
/ ゴミ溜めでカボチャを栽培する
大豆を栽培する /
栗ご飯を食べる /
椎茸を栽培する
ソーラーフードドライヤーを作る
(4)温もりのある家をつくる
土と藁の家をつくる /
コンテナーハウスをつくる
/ ツリーハウスをつくる
2×4工法で小屋をつくる
/ 夏用の家と冬用の家をつくる
横穴式住居をつくる
/ セルフビルド哲学
(5)エネルギーと水をつくる
井戸を掘る / てんぷら油の廃油で車を走らせる
/ 雨水トイレをつくる
ストーブをつくる /
薪をつくる /
ウッドボイラーをつくる
/ 浄水器をつくる
(6)美味しさをつくる
ワインをつくる
/ 麹をつくる /
タンドールをつくってナンを焼く
石窯をつくってパンとピザを焼く
/ ルバーブジャムをつくる
(7)健康をつくる
蚊取り線香をつくる / 薬草酒をつくる
/ 健康塩をつくる
薬草を栽培して薬草茶を愉しむ
/ 薬膳スイーツをつくる
陽香ちゃんの野草納豆
(8)丁寧に暮らす
山羊と暮らす
/ 鉛筆削りで鉛筆を削る
/ 二十四節季七十二候
小さな本棚をつくる
/ ハンモックをつくる /
正月飾りをつくる
(9)生活はアート
窓ぎわにガラス瓶を並べる
/ ガラス瓶ランプをつくる
エッセンシャルオイルをつくる
/ モビールをつくる
エピソード�X 愉しい仕事の生み出し方
(1)好きなことを仕事にする
好きなことは仕事にならない? /
好きなことは未来から探す
/ 小さく始める
花が好きな人の仕事
/ 絵が好きな人の仕事 /
旅が好きな人の仕事
外国語が好きな人の仕事
/ 工作が好きな人の仕事
/ 文化が好きな人の仕事
丁寧な暮らしが好きな人の仕事
(2)スモールビジネスの複業
文明の転換期には複業化する /
複業の法則 /
半カフェ半X
(3)月三万円ビジネス
月三万円ビジネスとは /
月三万円ビジネスのオヤクソク
例1「卵を一日二〇個売る」
/ 例2「買い物代行サービス」
/ 例3「雨水トイレ」
例4「モバイルカフェ」
/ 例5「共同購入サービス」
/ 例6「薪ビジネス」
例7「余剰野菜配達サービス」
/ 例8「CSAビジネス」
/ 例9「出張修理サービス」
例⒑「高齢者のためのパン教室」
/ 例⒒「ソーラーシスターズ」
例⒓「薬草ワークショップ」
/ 例⒔「アップサイクルアート」
例⒕「タンドールでナンを焼く」
/ 例⒖「バウムクーヘンを焼く」
例⒗「アートなガラス瓶保存食」
(4)非電化パン屋
(5)非電化カフェ
(6)ストローベイルハウスのB&B
(7)量り売りショップ
(8)ダーチャ村
(9)薬草カフェ
(10)山を手に入れてビレッジをつくる
エピソード�Y 仲間の作り方
(1)一番大切なのは仲間
(2)仲間づくりの法則
(3)アースデイ那須
(4)非電化工房住み込み弟子
(5)地方で仕事を創る塾
(6)自立共生塾のプログラム
(7)非電化工房ソウルのトレーニングプログラム
エピローグ
プロローグ
お金と組織に依存しないで豊かに生きたい・・・・
自由に、クリエイティブに、誇り高く生きたい・・・・そう考える人が世界中で確実に増えているようだ。資本主義の破綻が、予感から確信へと変わってきたのだろうか。
お金と組織に依存しないで豊かに生きるためには、自立力が必要だ。ここで言う自立力とは、安定的な地位や収入を実現することではない。それは競争力であって、資本主義が破綻すれば力を失う。自立力の中身は
『自給力』・・・食べ物・住まい・エネルギー・・・を自分で愉しく作る力
『自活力』・・・必要な現金は、仕事を創って愉しく稼ぐ力
『仲間力』・・・仲間をつくり、仲間と協力して愉しく生きる力
の三つだと僕は思う。資本主義が破綻しても力を失うことはない。
自立力を身に着けた人は少なからず存在して、豊かな人生を実現している。ライフスタイルを転換して、自立力を磨き始めた人も増えてきた。自立力は未熟だが、希望に満ちている。しかし、これらの人は圧倒的に少数派だ。
自立を夢見るが踏み出せない・・・そういう人が圧倒的に多いのだと思う。なにしろ、僕たちの国は、依存社会、つまりお金と組織に依存する社会を一貫して追求してきたのだから。
そこで、本書では自立力の磨き方を紹介してみたい。3K(キタナイ、キビシイ、キケン)ではなくて、オシャレでタノシイ磨き方だ。自立力を身に着けて幸せな人生を実現している人びとのことも紹介したい。二〇〇〇年からずっと、弟子を養成してきたので、実例の紹介にはこと欠かない。
いま僕たちは文明の転換期を生きていることは、どうやら間違いないようだ。次にくる文明を考えると胸が躍る。しかし、文明の転換期は多くの困難を伴う。困難に立ち向かい、克服しながら次の文明の扉を開く・・・・そのためには生きる力、つまりは自立力が必要なのだと僕は思う。自立力を磨いた人たちが共生して、平和な人生と社会を営なむ・・・・・そういう文明の到来を切に願いたい。
自立を指向する人たちにとって、本書が小さな
道標
になれば、僕にとっては大きな仕合わせだ。
お金と組織に依存しないで豊かに生きるためには、自立力が必要です。
自立力の中身は、
『自給力』・・・食べ物・住まい・エネルギー・・・を自分で愉しく作る力
『自活力』・・・必要な現金は、仕事を創って愉しく稼ぐ力
『仲間力』・・・仲間をつくり、仲間と協力して愉しく生きる力
の3つです。本書では、この3つの力の磨き方を具体的に提案します。
自立を実現して、幸せな人生を実現している人たちの実例も紹介します。
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