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絵本を読むときの
パターン・ランゲージ

結城浩

絵本を読み聞かせるときの、ちょっとしたヒント集です。

目次


お気に入りの1冊

... 「ねえ、ごほん、よんで」 まだよく回らぬ舌で子どもがお願いをしてきます。 これから眠る前のひととき、子どもに絵本を読んであげるのです。 本棚には子どものために買った本が何冊も。

* * *

でも、今日はどの本を読めばいいのでしょう。

幼い子どもは繰り返しが大好きです。 大人は平凡な日常、退屈な繰り返しはうんざりですが、 子どもはそうではありません。 朝が来て、夜が来る。 朝が来て、夜が来る。 その平凡な繰り返しも子どもは驚きと喜びをもって迎えます。味わいます。

絵本を読むとき、子どもは情報を求めているわけではありません。 親と いっしょに過ごすひとときの中に、毎日の繰り返しを味わい、 ファンタジーの翼を広げるときを喜んでいるのです。

だから、こうしましょう:

「いつもの本」を決めましょう。 お気に入りの本、やわらかな繰り返しが登場する本、 平凡な繰り返しの中に喜びが生まれるような本、 そのような「お気に入りの1冊」を繰り返し読みましょう。

* * *

いつもの、お気に入りの本は ゆっくり味わいながら読むといいですね。 決して、ドラマチックに読む必要はありません。 淡々と、でも心をこめて お気に入りの1冊を読んであげましょう ....


ファンタジーの翼

... 声を出して本を読むなんて、 大人になってから久しくしたことがない人は多いでしょう。 どうも照れてしまうときもあるし、 絵本の単純さに退屈してしまうこともあります。 お気に入りの1冊ができたとしても、 子どもが自分で読めるようになるまでは、 親が読まなくちゃならないのですね。

* * *

絵本は、どのように読み聞かせればいいのでしょうか。

絵本は単なる本ではありません。 それは別世界への入り口、魔法の扉、アリスの鏡、ナルニアへ続く衣装だんすです。 あなたの声が、子どもをファンタジーの国へ導き、 そして夢の国へと導くのです。

だから、こうしましょう:

絵本を開くとき、別世界への扉を開いているのだと思い出しましょう。 そして子どもと一緒にファンタジーの翼を大きく広げるのです。

* * *

大きな翼を広げるには時間がかかりますから、 ゆっくり読みましょう。決してあわてて読んではいけません。 あなた1人が飛んでいくのではなく、 子どもと一緒に翼を広げ、 いっしょに過ごすひとときを持とうとしていることも忘れずに ....


ゆっくり読みましょう

... 絵本は文章にしたら短いものです。 大人が黙読したらあっという間、 音読しても短時間のうちに読み終えてしまいます。

* * *

絵本は短すぎるのではないでしょうか。

大人は情報や知識を得るために本を読む習慣がついています。 たくさんの知識を得るためにはすばやく大量に本を読まなくてはなりません。 それと同じ態度で絵本に向かって読み始めると、 あっというまに読み終わってしまいます。

絵本も確かに本なのですが、 そもそも、絵本は情報や知識を得るために読むものではありません。 子どもと いっしょに過ごすひとときのために、そして私たちの心のうちに ファンタジーの翼を広げるために楽しんで読むものです。

だから、こうしましょう:

ゆっくり読みましょう。 1つ1つの言葉をていねいに、心をこめて発音しましょう。 「間」をとりましょう。 本をぞんざいに扱わず、ゆっくりページをめくりましょう。

* * *

ゆっくり読んでいる途中で、 子どもが話しかけてくることがあります。 そんなときには、 子どもの声に 耳をすますようにしましょう ....


耳をすます

... お気に入りの1冊ゆっくり読んでいると、子どもが問いかけてきたり、話しかけてくることがあります。 「どうして鏡が話すの?」「魔法使い、こわい」…。 もちろんのことながら、子どもが声を出しているとき、 絵本を読み続けることはできなくなってしまいます。

* * *

絵本を読んでいるときに、 子どもが問いかけてきたり、話しかけてきたりしたら、 読み手はどうしたらいいのでしょうか。

おちいりがちな過ちは「黙ってなさい!」「静かにして!」と子どもをしかりつけてしまうことです。 せっかく ファンタジーの翼を広げていたのに、声を荒げてはだいなしです。

もともと、子どもが声を上げるのは、絵本に関心を持ち、お話に関心を持ち、 自分から積極的に物語に加わっているからとも言えます。 それに何より、 子どもと いっしょに過ごすひとときをだいじにすることを忘れてはいけません。

だから、こうしましょう:

子どもが声を出したら、 読み続けるのをいったんやめて、 子どもの声に耳を傾けましょう。 耳をすましましょう。 何を言っているのか、どう感じているのかを受け止めてから 読み続けましょう。 たとえ子どもが声を出さなくても、 いつも子どもの息遣いに耳をすましましょう。

* * *

子どもの反応を受け止めるためにも、絵本は ゆっくり読みましょう。親が読み、子どもが聞き、 子どもが反応し、親が受け止める。 そうやっているうちに、 いつのまにか親子ともども物語の世界へ入り込んでいきます。 そこで十分に ファンタジーの翼を広げましょう。 ....


半分ひとりごと

... 子どもの言葉に 耳をすますのは大事なことですが、 ときには親のほうから子どもへの語りかけがあってもよさそうです。

* * *

絵本を読みながら、どんな風に子どもに語りかけましょうか。

絵本を読むことを教育の一環、と意識しすぎると、 ついつい口頭試問になってしまいがちです。

「この動物は何ですか?」「この乗り物は何ですか?」「アウ、じゃないでしょ、バス。バ・ス!」「何べん言ったらわかるの!」 「小人たちが泣いているのはなぜ? 何で泣いているかわかる? ねえ、わかる?」

せっかくの いっしょに過ごすひとときが試験の場、記憶力のテスト、発音練習、 になってしまってはちょっと悲しいですね。

もうすこしやわらかな語りかけ、 やわらかな問いかけを工夫したいものです。

だから、こうしましょう:

半分ひとりごとのように語りかけましょう。 「この動物、何かなあ?」 「この乗り物、何かなあ?」 「(アウ、という子どもの言葉を受けて)そうね、バスだねえ…」 「小人さん、泣いてるねえ…」 問いかけの後には少し時間を置きますけれど、 必ずしも子どもの答えを待つ必要はありません。 ましてや子どもに答えを強制しないように。 たゆとうように、半分ひとりごとのように語りかけましょう。

* * *

間に問いかけをはさめるように、絵本は ゆっくり読みましょう。半分ひとりごとのように問いかけ、 子どもが自然に返してくる言葉に 耳をすましましょう。そんな風にして、子どもと いっしょに過ごすひとときを大切に ....


いっしょに過ごすひととき

... いつもは楽しく読み聞かせができているのに、 何もかもうまくいかないことがあります。 子どもの機嫌が悪い。親の機嫌が悪い。 お気に入りの1冊が飽き飽きして感じられるとき、 なかなか ファンタジーの翼を広げることができないときがあります。

* * *

絵本がうまく読めないときはどうしたらいいでしょう。

何かの理由により、あるいは理由はよくわからないけれど、 歯車がうまく回らないときがあります。 そういうぎこちなさは親子ともに感じていたりするものです。

読み聞かせの習慣だから、といって固執すると、 さらにぎこちなさがふくらんで、怒り出したり泣き出したり、 せっかくのひとときがだいなしになったりします。

だから、こうしましょう:

たとえ、絵本が読めなくなっても怒ったりしないようにしましょう。 また絵本を読み聞かせる習慣をすぐにやめにしたりしないようにしましょう。 静かで楽しい歌をいっしょにうたったり、 親が自分の小さかったときのお話をしたり、 絵本にこだわることなく、 子どもと、ゆったり、 いっしょに過ごすひとときを大事にするようにしましょう。

* * *

絵本を楽しく読み、また楽しく聞いているときでも、 多くの場合、子どもはあくびをし、眠くなってきます。 そんなときには お祈りと子守唄をどうぞ ....


お祈りと子守唄

... 夜、絵本を読んでいると、そのうちに子どもはあくびを始めます。 大きい子になると自分から「もう、ねむいよう…」と言うこともあります。 絵本はまだ途中、でも読み終えるまでには眠ってしまいそうです。

* * *

読んでいる途中で子どもがとても眠そうだったら、どうしたらいいでしょうか。

眠そうでも、途中で絵本をだしぬけに中断してはいけません。 子どもは、 ファンタジーの翼を広げて空を飛んでいるのです。 緊急着陸させてはいけません。

絵本を通して、親子で いっしょに過ごすひとときを持つことができました。 けれども、実は、私たちの過ごす毎日そのものが、 大切なひとときなのです。 神さまによって無償で与えられた大切なひととき。 今日一日も神さまに守られたことを感謝し、 静かな喜びのうちに子どもを眠りの国へと誘ってあげましょう。

だから、こうしましょう:

子どもが本当に眠そうだったなら、 声を静かにフェードアウトさせ、ゆっくりと絵本を閉じましょう。 そして、やさしい声で「神さまへ今日一日を感謝するお祈り」をいたしましょう。

きょうも いちにち ありがとう
かみさま かんしゃ いたします

きょうも たのしい いちにちを
○○ちゃんに あたえて くださって

かみさま かんしゃ いたします
かみさま かんしゃ いたします

お祈りが終わったら、今度は子守唄です…。

* * *

お祈りをして、子守唄をうたっているうちに、 もしかしたら、あなたも眠くなってくるかもしれません。 眠ってもいいんですよ。 あなたも神さまにこよなく愛されている子どもなんですから。 おやすみなさい。よい夢を ....


解題 —— パターン・ランゲージって何?

このページのタイトル「絵本を読むときのパターン・ランゲージ」には少々解説が必要です。 「絵本を読む」はいいとして、 「パターン・ランゲージ」というのはいったい何でしょうか。

Christopher Alexanderという建築家がいます。 彼は著書『A Pattern Language』の中で、 建築において繰り返し登場する253のパターンを、ある定まったフォーマットで記述しました。 そのパターンは互いに関連し合い、連携し合って1つの大きなゆるやかな体系をなしています。 それが建築におけるAlexanderのパターン・ランゲージです。 しかしAlexanderはこれを "The Pattern Language"(唯一のパターン・ランゲージ)ではなく、 "A Pattern Language"(ある1つのパターン・ランゲージ)と表現しました。 すなわち、パターン・ランゲージの考え方は、 建築だけに適用できるものではないのです。

例えば、 オブジェクト指向プログラミングおよびオブジェクト指向に基づく設計に対して、 パターンおよびパターン・ランゲージを適用して生まれたのが、 プログラミングにおける『デザインパターン』です。 その他にもさまざまな分野にパターンおよびパターン・ランゲージを応用することが可能でしょう。

このページは「絵本を子どもに読み聞かせる」という領域に パターン・ランゲージを応用したものです。 また、使われている記述方法は、Alexanderのパターン記述にあわせてあります。 ささやかながらパターン・ランゲージというものを感じとっていただけたでしょうか。

あなたも、自分が知っていることがらを、 パターン・ランゲージとして書いてみてはいかがでしょう。


みなさんからのフィードバック

誰しも経験があるどきどき

結城さん、はじめまして。 「絵本の時間のためのパターン」誰しも経験があるのですよね、 あの温もりとどきどきした気持ち、読み手にも、聞き手にも。 アレグザンダーを勉強中ですが、絵本のための各パターンが、 読み手と聞き手に有意義な時間でありますように、 私もこのソフトウェア業界の先達のパターンを有機的に 活用できるようになれればよいなと思いました。

今でも声を出して本を読むことがあります

上司に教えていただいたので、読んでみました。 私は、今でも声を出して本を読むことがあります。 ちょっと変わった大人かもしれません。 絵本の読み聞かせではありませんが、 私が小さい頃、 毎日お風呂で母親の本の話を聞いていました。 たいてい、あしながおじさんだったのですが、 お気に入りの一冊、ファンタジーの翼、いっしょに過ごすひとときがまさに揃っていました。我が母は、パターンランゲージを無意識に 実践していたのですね。意識せずに、こういうことが日々の生活に 組み込まれている人は、たくさん居るのではないでしょうか。 (23歳 会社員)

母ではないですが、姪がけっこういます

まだ子供がいないですが、 ファンタジーの翼を広げるという文をよく拝読して、 いい感じで“ありがとう”を言わなければいられないです。 母ではないですけど、姪がけっこういるおばちゃんのわたしは、 なんと彼らに対するやさしさが足りないと気がします。 結城さんの文は何かを(自分の視点かな)啓発されると思います ので、これからも沢山いい文を期待しています。 (30代 主婦@香港)

おすすめの絵本は?

いつも心のやすらぐページであり続けて下さりありがとうございます。 1歳6か月の娘がいるのですが、絵本を買おう、(図書館で) 借りようとする時、ストーリーのあるものはどうも気に入らない箇所があり (たとえば「こぶとりじいさん」ではこぶがあるのがいけないことであるような書き方ですよね)、 「どうぶつ」とか「ごあいさつ」とかのいわゆる生活絵本に片寄ってしまいます。 やはりストーリーのあるもののほうが「ファンタジーの翼」にふさわしいようには思うのですが... 「絵本を読む時の心がけ」以降におすすめの絵本があればお時間のある時に追加して いただけると幸いです。

(30代 公務員)

(結城より)

「絵本を読む心がけ」で紹介したものも含めると、次のような絵本を読んでいます。 『ぐりとぐら』(福音館書店)▼ 『てぶくろ』(福音館書店)▼ 『パンやのくまさん』(福音館書店)▼ 『14ひきのこもりうた』(童心社)▼ 『しょうぼうじどうしゃじぷた』(福音館書店)▼ 『およげラッコぼうや』(偕成社)▼ 『おおきなかぶ』(福音館書店)▼ スキャリーおじさんのシリーズ ▼ 『しろくまちゃんのほっとけーき』 をはじめとする「しろくまちゃん」「こぐまちゃん」シリーズ ▼ 『ゆきだるま』(評論社)▼

長男(6歳)の方は、 ナルニア国物語シリーズプーさんシリーズ ▼ を自分で読んでいるのですが、 眠る前に一章だけ私が読むこともあります。

時には話しかけましょう

4ヶ月の子供がいるので、タイムリーな話題であり、 非常に興味を持って読みました。 「ファンタジーの翼」という表現はいいですね。さっそくこのパターンを実践してみたいと思います。 絵本を読むだけでなく、物語に関していろいろ子供に質問することが子供の情操教育によい、とテレビで見た記憶があります。 「ファンタジーの翼」を広げるきっかけになる 「時には話し掛けましょう」 というパターンは如何でしょうか?

(37歳 会社員)

(結城) ご意見ありがとうございます。 さっそく、 「半分ひとりごと」というパターンを書いてみました。

なるほどこうやって詠うんだ

うん,凄いです。なんか,読み返すたびにプチパターン (と言っていいのかな)が発見されたり,もうひとつの パターンランゲージ(Another Pattern Language)なんか できそうな感じがします,それは,まったく違うお話かも しれませんけど... 「そっか,なるほどこうやって詠うんだ」って感想を持ちました。 もうひとつ,ほー,Web Page ってこんな風な使いかたがあるんだって解った気もします。 本って頁と頁の間に仕切りがあるんですよね。 # 「時を越えた〜」を読んだときみたいに,結構幸せ (_ _.zZ

有難うございます。僕の考えがうまく伝わるといいです。

(29歳 プログラマ)

「やわらかい気持ち」になりました

「絵本を読むときのパターン・ランゲージ」を読みました。

私には子供はまだいません。ましてや結婚もしていません。 子供に絵本を読んであげることが書いてあって、 「あまりわたしには関係ないかな?」と思いつつも、 結城さんの独特の雰囲気に囲まれて、 最後まで読みました。

なんだろう。 「あたたかい気持ち」いや、むしろ 「やわらかい気持ち」になりました。

会社勤めをしていると、どうしても時間におわれます。 でも、ここには、 「ゆっくり読みましょう」 「いっしょにいる時間を大切にしましょう」 と書いてあって。

なにか、忘れかけていたものを 思い出したような。

「やわらかい気持ち」になりました。

デザインパターンの本、期待しています。

では。

(27歳 システムエンジニア)

パターンのこと警戒しすぎてたのかも

まだよくわからぬパターンですが、 これを読んでみたところ「ん?」って感じ。 なんか、パターンのこと警戒しすぎてたのかも・・・。 昔、「オブジェクト指向」や「SQL」に身構えすぎてたことを少し思い出しました。 とりあえずは パターン本を楽しみに待つことにします〜。

(28歳 会社経営(笑))

とても美しい内容ですね

パターンランゲージをソフトウエアに応用しようという研究をしています。 仲間がここを見つけたので,他にもコメントが来ているかもしれません。

とても美しい内容ですね。 すばらしい絵本ライフをおくっていることだろうと勝手に推測します。お祈りも好きです(カトリックなもので)。

それと,ひょっとしてアドラー心理学をご存じなのでしょうか。

(48歳 さらりーまん)

(結城) 児玉公信さん、コメントいただけて感激です。 『リファクタリング』 は感動的な本でした。あのような本を翻訳していただき、ありがとうございます。 これからのご活躍もお祈りしております。

私はユング心理学は少しかじりましたが、 アドラー心理学はまったく知りません。 このページの内容はもうすぐ7歳の長男と、 もうすぐ2歳の次男に本を読み聞かせているときに、 つれづれに考えていたものです。

子どもが未来に夢を持つように

このパターン・ランゲージを読んで感じたのは、こういう時間を持った子供達は 現在、あちこちで問題を起こしているような子供にはならない(ファンタジーな目標を持てない)で、 未来に夢を持つようになるだろうと思いました。 今、大人がファンタジーをもてないのが世の中をくらくしている原因かも知れません。 ファンタジーとかパトスとかの大事なものがなければ、 構想力を持った目標が描けないと三木清も構想力の論理の中で強調しているように思います。 大変、心強い思いをしました。

(60歳 自営業)


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『絵本を読むときのパターン・ランゲージ』は、 電子書籍として刊行されています。

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