『Solatorobo それからCODAへ』は昨年10月に発売されたアクションRPGで、5月1日まで東京・アクアシティお台場で開催されるイベント「ソラトロボ博物館 それからお台場へ」は、「発売後から半年以上経ったいまでもお客さんの応援がすごく大きいタイトルで、この作品、世界観を愛してくれている皆さんのために、何かしたい」(松山社長)のがきっかけで動きだしたイベントだといいます。
イベントでは、構想10年制作3年のあいだに生み出された1,000点以上にもおよぶ世界設定画やラフ画から選りすぐりのものが展示されており、そのひとつひとつに見入るファンや、メモ帳を広げてイラストの描き方を写しとるファンの姿が見られました。この日販売されていた『Solatorobo』オリジナルグッズも、取材した14時半の時点で大部分が売り切れていました。(グッズは各日ごとに用意されます)。
『Solatorobo それからCODAへ』でディレクター・デザイン原案を務めたWAKAさんは、普段開発スタジオのある九州にいるため、「生でお客さんとお話ができて、感動しました」とイベントを通してファンと直接交流できた喜びを興奮ぎみに語ってくれました。「この感動を九州で待っている開発スタッフに伝えたい」とのことです。
このイベントは当初、3月末に予定されていましたが、東日本大震災の影響で会場が一時的に封鎖され、4月に延期されたものです。そのためこのイベントでも、松山社長とWAKAさんが交代で募金箱を持って、被災地への義援金を募っていました。松山社長は、「100円、200円でもいいから入れてもらえればという気持ちで始めたんですが、10代の若い子もまでもが1,000円以上入れてくれてびっくりしました。皆さんの思いは必ず東北に届けます」と話していました。
松山社長とWAKAさんはこの後、サイン会を行いました。このサイン会は事前に同社の公式サイトで申し込みが必要ですが、イベント最終日である5月1日にも追加開催されることが決まっています。ここでは、松山社長から『Solatorobo』のファンブック「RED」が7巻刊行されることが明かされ、来場者から驚きの声があがっていました。
また、会場には格闘ゲーム『鉄拳』シリーズのプロデューサーとして知られる原田勝弘さんの姿も見られました。
「今回のイベントで、ファンに支えられていることを改めて認識しました。ゲームが発売されてそれで終わりというのではなく、今後も末永く楽しんでもらえるよう、いろんなことをやっていきたいです」と松山社長。WAKAさんも「今まで作ってきて、本当に良かったです。イベントを通し、ファンの皆さんから勇気をもらっています」と語っていました。
このイベントは、5月1日まで東京・アクアシティお台場/メディアージュで開催されます。
『Solatorobo それからCODAへ』は、好評発売中で価格は5,040円(税込)です。
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