新しいプロジェクトを立ち上げたり、困難な案件を乗り越えたりするために必要な創造性やアイデア。なかなか出てこないアイデアを生み出す方法など、創造性を高めるさまざまな方法を紹介していく。
今回紹介する手法 |
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1紙に書き出す |
2図で表す |
3絵を描く |
4ジオグラフィ |
5人に話す |
6インプロシンキング |
7たとえを使う |
8イメージする |
9タイトルをつける |
10象徴するものを見出す |
11魔法の杖 |
12誰か宛てにメールを書く |
創造性を高めるためには、一言でいうと“リソースフル”な状態になることが大事です。
“資源”という意味の“リソース”と、“リソースフル”というのは全然違う意味です。リソースの場合、資金がある、道具がある、人材がある……というように、外にものがあることを「リソースがある」といいます。逆に、スタッフがいない、資金もない、何もない、というのはリソースがない状態です。リソースがないとキツイですよね。
このように、リソースは外側にあるものなので、その有無に影響されます。必要なものだし悪いわけではありませんが、創造性を発揮するにはリソースに頼るのではなく、自分自身が“リソースフル”になることが大事です。
“リソースフル”というのは、「△△がなかったので、ダメでした」ではなく、それがなかったら代わりに何か別のものを使える状態です。どんなものでもリソースに変えることができる自分の意識状態を指します。
例えば、日本が経済的に発達していなかった頃は、リソースフルだったといえます。割り箸で鉄砲を作ったり空き缶で船を作ったり、「それって無理じゃない?」と思えるようなものも、おもちゃにしたりしていた。今は、おもちゃというと、お店でソフトを買ってこないとゲームができないとか、アレがないから遊べない、で終わり。リソースがないと終わってしまう。そうではなくて、リソースフルになることが大事です。
創造性を高める方法を、これから20種類以上、紹介していきますが、5つほど注意点があります。
今からアイデアを出すというときに、疲れた気分では出てきません。楽しい気分でやりましょう。
「自分はできるんだ」「いっぱいアイデアが出てくる」など、前向きでなくてはいけません。「なんだか分からないけれど、やってみよう!」というような、前向きな気持ちで取り掛かりましょう。
今までの発想の視点ではダメです。そして、
視点を変えるというのは、例えば、「プログラマから見たらこうだけど、お笑いタレントから見たらこうじゃない?」みたいな考え方です。こうやって視点を変えてみると、何か面白いものが見えてくる。
また視野を広げて、周りの状況も見ていく必要があるかもしれない。例えば、「ビジネスに使えるWebコンテンツを作る」という案件があったとした場合、コンテンツの内容ばかりを考えるのではなく、ここからIT業界にどういうインパクトを与えられるか、ひいてはメディア業界全体で考えるとどうなのか、など広い視野で考えてみる。すると「だったら、ビジネスと全然関係ないコーナーを作ってもいいんじゃないか」ということにもなるかもしれません。
普段使わない部位を使う、普段やらないことをする、普段行かないところに行く、などです。だいたい、普段と同じことをしていてアイデアが出ないのですから、普段やらないことをしなくてはダメです。ということで、これから紹介するものでも、普段、やらないことをやってみてください。
これらの方法を試すことで、楽しい気分で仕事をしてほしいと願っています。アイデアを出したり、仕事のやり方、捉え方に変化をつけたりしていくことで、仕事はもっと楽しめるようになります。これから紹介することも、気軽なものから試してみてください。
また、従来の型や枠、固定観念、自分の中にあるパラダイムからはずれて、新しいものの見方や考え方をどんどん体験してほしい。新しい体験から、思ってもみない成長や気づきを得られるだけでなく、クリエイティブに世界と関わっていけます。
そして、自分の軸をしっかり持ってほしい。過去の古いやり方・パターンにとらわれるわけでもなく、新しいやり方・情報に振り回されるわけでもなく、自分の意志で選べる軸をしっかり持ってほしいと思います。
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