自分のノートPCが他人に、それも知らないうちに触れられているというのは不愉快なものだ。軽々しく使われない方法はないものだろうか。
朝出社すると、席においてある自分のノートPCが使われた形跡があった経験はないだろうか。昨晩帰宅する時は確かに上蓋を閉じたはずが、今はなぜか開いている。置いてある場所も微妙に変わっているようだ。
すわオバケか超常現象か――とは夏も終わりのこの時期に考えにくいが、同僚に聞いても知らないの一点張りで、ラチがあかない。パスワードロックをかけているから情報の流出などは考えにくいが、ノートPCを覗き見ようとされた不快感、不安感は残る。
データの盗難・漏洩といった全社のセキュリティにかかわる問題ならまた話は別だが、たとえ同僚がイタズラでノートPCを立ち上げようとしたり、上司が何らかの理由で部下のノートを起動させようとしたのであっても、勝手にノートPCを触られるのはやはり気持ちが悪い。まだオバケのほうがいい。
そもそも、ノートPCが誰にでも触れる状態で机上に置きっぱなしにされているのがよくない。見た目に「利用禁止」を強烈にアピールする方法はないだろうか。
こんな場合、上蓋をロックできるタイプのセキュリティケーブルを導入すれば、ノートPCの盗難防止にもなって一石二鳥である。万力のような構造で、ノートPCの上蓋が開けられないよう挟み込んでくれるため、興味本位で触れようとする輩は確実に撃退できる。もし本気でデータ盗難を試みる内部犯行者がいたとしても、まずはハード側のセキュリティを解除しなくては操作が行えないため、生身の人間であれば手出しはしにくくなるだろう。
ソフトウェアによるセキュリティは一般的に全社で導入する必要があり、個人がおいそれと導入できるものでもないが、こうしたツールを用いた対策は個人や部署単位ですぐにでも始められる。個人のノートPCに限らず、重要性の高いデータを保存している非シンクライアントなノートPCが職場にあるのなら、導入を考えてみてもいいだろう。
製品名 | ESL-21D |
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URL | http://www2.elecom.co.jp/accessory/security/wire/office/esl-21d/index.asp |
発売元 | エレコム |
実売価格 | 5980円 |
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