NTTレゾナントは、Webサイトに掲載されている新着情報などのテキストリンクからRSSフィードを作成できるサービス「gooフィードメーカー(β版)」を開始する。
NTTレゾナントは、ポータルサイト「goo」でWebサイトに掲載されている新着情報などのテキストリンクからRSSを作成できるサービス「gooフィードメーカー(β版)」を11月21日に開始する。
利用には無料で登録できる「gooID」が必要。1日1回更新のRSSを3つまで作成できる無料版と、最短で30分間隔で更新するRSSを30まで作成可能な月額200円の「gooフィードメーカーアドバンス」の2種類を用意した。作成できるフィードは「RSS 1.0」。自分だけで使うほかに、ブログなどに貼り付けて公開することもできる。gooフィードメーカーアドバンスを利用すれば、作成したRSSフィードに対するアクセス解析も可能だ。
なお、11月21日から3カ月間はキャンペーン期間として「gooフィードメーカーアドバンス」も無料で利用できる。さらに、任意の数だけフィードを作成できるサービスを法人向けASPとして2007年3月までに提供する予定だという。
RSSの作成には、まず、対象となるWebサイトのURLを入力する。管理画面内にそのサイトが表示されるので、RSS化したい部分をマウスで指定すればよい。作成したRSSフィードに関連する「教えて!goo」や「gooブログ」を表示して、自動的に情報を収集する「リパックページ」も作成できる。
なお、これまでも非RSS対応サイトのRSSを作成するサービスとしては、東京工業大学精密工学研究所奥村研究室の「なんでもRSS」(2005年の記事参照)や、サイドフィードの「My RSS」などが存在していた。
NTTレゾナントによれば、「gooフィードメーカーはNTT研究所による独自開発のサービス。サイト内でRSSを作成したい箇所を指定できるところなどが特徴だ」という。
NTTレゾナントの浅田安茂事業部長(メディア事業部)は、「Internet Explorer 7の登場によってRSSの読み手が増加する」と予測する。IE 7の普及に伴い、RSSを配信するWebサイトも増え、RSSを読むためのサービスや読みたいRSSを探すサービスのニーズも高まる――というわけだ。
こうした動きに対してNTTレゾナントでは、2004年から提供している「goo RSSリーダー」(2004年の記事参照)の機能向上を図る。gooフィードメーカーとの連携機能などを検討するという。このほか、gooブログ以外のRSSフィードを検索対象に加えた「フィード検索」を「2007年度はじめにはサービスを開始する予定だ」(技術マーケティング部の内山匡担当部長)。なお、このフィード検索は「gooブログ検索」をベースに開発しており、ブログ以外に企業などが配信するRSSフィードも検索対象となる見込み。
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