製造元がはっきりしない製品であっても、バーコードさえ残っていれば、そこから製造元の社名や連絡先を逆引きすることができる。
オフィス用品の中には、包装紙をやぶいてパッケージから取り出してしまうと、製造元がどこなのか見分けがつかなくなってしまう製品がある。ノートや付箋紙、ボールペンといった品から、組み立て式のOAチェアに至るまで、本体に製造元や型番が明記されていない製品は、案外多いものだ。
これらの製品は、日常使うぶんにはとくに支障はないのだが、例えば製品不良でメーカーへの問い合わせが必要になった場合や、同じ製品を買い足すために型番を知りたい場合に、一苦労することになる。本体にこうした情報が印字されていない上、パッケージさえも処分してしまっていると、もうお手上げだ。
こうした場合、もし本体貼付のシールなどでバーコードが残っているようであれば、そこに書かれたJANコードを手がかりに、製造元の会社を逆引きすることが可能だ。メーカーが意図的に社名を隠したい場合でも、店舗内のPOSデータを通すために、バーコードだけは残している場合があるからだ。
製造元を逆引きするためには、財団法人流通システム開発センターが提供している「GEPIR Search」を使うとよい。JANコードから企業名や住所を検索することができるので、バーコードの下に印字されているJANコードを入力して検索ボタンを押すだけで、簡単に製造元の社名や連絡先を知ることができるのだ。
ちなみにJANコードの多くは、13ケタのうち頭の7ケタが企業コードであるが、拡張規格を採用している場合には、頭9ケタまでが企業コードとなっている場合がある。従って、企業名を検索する際は、最低でも9ケタは入力するようにしたい。
JANコードが付いている商品であれば、基本的にどんなもので検索できるはずだ。だが、販売店などが独自に発行しているインストアコードは利用できないので注意したい。
サービス名 | 利用料 | 提供元 |
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