愛知県民の“ソウルフード”として親しまれてきた即席麺「キリンラーメン」を販売する小笠原製粉(愛知県碧南市)は7月17日、同商品の新しい名称候補が3つの案に絞られたと発表した。1965年から半世紀にわたって販売してきたが、「諸般の事情」で変更を余儀なくされたとし、新名称を一般から募集していた。同日から投票を受け付け、新名称を決める予定。
新名称は5月末から6月中旬にかけて、公式WebサイトやFacebook、Instagramなどを通じて募集。1万753通の応募があったという。
同社が最終候補に選んだのは、(1)「地元愛」がテーマの「ヘキナンラーメン」、(2)良い意味のある「マル」を取り入れた「キリマルラーメン」、(3)「社名と共に末永く愛されてほしい」との思いが込められた「オガサワララーメン」――の3案。
今後は「キリンラーメン新名称総選挙」と銘打ち、Webサイトで7月17日〜31日にかけて投票を受け付ける。採用する案は8月1日正午に発表する予定。名称を変えた商品は、今年秋に発売する計画という。
共同通信の報道によると、同社は商標権を巡り、大手飲料メーカーのキリンと東京地裁で係争中という。ただ、小笠原製粉は「キリンラーメン」に「末永く親しみやすい商品になってほしい」との思いを込めたとしている。
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