明石市(兵庫県)の環境部ごみ対策課はこのほど、ごみ問題を考えるブログポータル「明石e−ごみゅにてぃBLOG」を公開した。同課と、ごみ問題に取り組む団体や小学校など計8団体がブログを更新し、コメントやトラックバックで市民などと意見交換する。
明石市はこれまで、Webサイトなどでごみ関連の情報発信をしていたが、更新に手間がかかっていた。市民からの意見を募る掲示板では、スパムコメントなどに悩まされてきたという。
ブログならWebサイトよりも手軽に更新できる上、トラックバックやコメントなどで一般市民からの意見も吸い上げられるため採用を決めた。ブログシステムは、イーハイブ・コミュニケーションの「COMLOG」を使った。
スパムコメントを排除する仕組みも備えた。コメントが書き入れられると、コメントしたユーザーと、運営委託先(NPOの明石インターネットパワーズ)にメールが送信され、コメントの公開・非公開が選べる。スパムコメントや議論に無関係な誹謗中傷を排除するための仕組みで「コメントを検閲するわけではない」(同課)という。行政に対する批判的なコメントなどもそのまま掲載し、議論を深めてもらうとしている。
ブログを書く団体や個人は、増やすことも検討する。またサイト上の地図に、付せんを張る感覚で情報を追加できる「カキコまっぷ」機能も実装する予定だ。
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