米SanDiskは6月3日、フラッシュメモリベースのSSDの新製品ライン「pSSD」を発表した。ULCPC(Ultra Low-Cost PC)やNetbookなどと呼ばれる新カテゴリーの低価格の小型端末向けに設計されたもので、OSとアプリケーションデータの両方を保存できるため、HDDは不要という。8月からの提供開始を予定している。
pSSDは、読み出し速度は毎秒39Mバイト、書き込み速度は毎秒17Mバイト。容量は4Gバイト、8Gバイト、16Gバイトの3種となっている。同社のマルチレベルセル(MLC)およびシングルレベルセル(SLC)フラッシュメモリを基に、同社が東芝と共有している四日市市のファブで生産される。OSはLinuxとWindows XPをサポートする。
SanDiskは、もともと教育用や途上国向けに開発された低価格PCが、一般の消費者向け端末としても急成長するとみている。小型軽量化や低電力消費量、耐衝撃性などを目指す低コストPCは「フラッシュベースのSSDの主な特徴を活用できる」として、「pSSDは、PCやポータブル端末における次の波を実現する鍵となる」としている。
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