人気RPG「ファイナルファンタジー」(FF)シリーズ。略して「FF(エフエフ)」とすべきか、「ファイファン」と呼ぶべきかという終わりなき論争(?)に、ついに決着が付いた。初代FFにも携わったゲームクリエイターの河津秋敏さんが、「FFと呼んでほしい」と告白したのだ。
河津さんは、任天堂の公式サイトの名物コーナー「社長が訊く」で、Wiiソフト「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル クリスタルベアラー」について岩田聡社長と対談。初代FF開発当時を振り返り、「FFと呼んでもらいたかったが、小学生から『ファイファン』と呼ばれた」と話している。河津さんの親戚の子どもが「ファイファン」と呼んだ時、「FFと呼びなさい」としかったこともあるそうだ。
対談によると、FFはそもそも、「略したときにアルファベット2文字が重なるように」と名称を検討。ドラゴンクエストを「ドラクエ」と略すように、略称が4文字じゃないとちょっと気持ち悪いということもあり、FF(エフエフ)と略したいそうだ。
FFシリーズは、「FF」と呼ぶ派と「ファイファン」と呼ぶ派で分かれており、Wikipediaにも略称として「FF」「ファイファン」双方が上がっている。「Yahoo!知恵袋」にも2007年、FF・ファイファンどちらで呼んでいるか尋ねる質問があり、「以前はファイファンだったが最近はFFと呼ぶ」といった答えが多く寄せられている。
「社長が訊く」の対談は6ページにわたっており、河津さんの来歴や、ファイナルファンタジーと名付けた理由、FFシリーズや「魔界塔士 Sa・Ga」開発の裏話なども読める。
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