米Microsoftは5月12日(現地時間)、「Office 2010」および「SharePoint 2010」の企業向け発売に合わせ、Windows Phone向けの「Office Mobile 2010」の無料提供を開始したと発表した。同社の現行のモバイルOS「Windows Mobile 6.5」搭載携帯電話にOffice Mobileをインストールしているユーザーは、新版をWindows Phone Marketplaceから無料でダウンロードし、アップグレードできる。前バージョンの「Office Mobile」は29.99ドルだった。
Microsoft Word、Excel、PowerPoint、OneNote、SharePoint Workspaceの新版で構成されており、Officeドキュメントの閲覧・編集が可能だ。また、SharePoint 2010でホスティングされるコンテンツにアクセスすることもできる。
例えばプレゼンテーション資料をあらかじめPowerPointで作成してSharePointサーバにアップロードしておき、取引先でWindows Phoneからアクセスし、モバイル版PowerPointでデモを行うといった使い方ができる。
同社は次期モバイルOS「Windows Phone 7」向けのOffice Mobileも準備中で、同日のOffice 2010発売イベントで「Office Mobile for Windows Phone 7」のデモを行った。
Microsoftは、クラウドコンピューティングの仕組みを通じてPC、モバイル端末、テレビにソフトウェアの機能を提供する「3スクリーン+クラウド」戦略を推進しており、Office Mobile 2010の無料提供はその一環といえる。
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