米Googleは2月26日(現地時間)、Google+アカウントをサードパーティー製アプリやWebサイトへのサインインに活用できる「Google+ Sign-In」を発表した。
米Facebookや米Twitterが既に多くのWebサービスで自社サービスアカウントでのログインをサポートしている。Google+ Sign-Inの大きな特徴は、Webサービスだけでなく、Google PlayのAndroidアプリや米AppleのApp StoreのiOSアプリにも対応する点だ。
同機能に対応したWebサービスやアプリにGoogleアカウントでログインした場合、ユーザーのアクティビティはそのアカウントの個人情報として他のGoogleサービスに反映され、アプリ側にもGoogleサービスでのアクティビティが反映される。
Googleはこの機能のユーザーにとってのメリットとして、Googleアカウントの2段階認証などでセキュアなサービス利用が可能になることや、サービス上のアクティビティをGoogle+のサークルで簡単に共有できることなどを挙げている。例えば動画ストリーミングアプリで購入した動画についてGoogle+で共有すると、サークル内のメンバーは1クリックでその動画を購入できる。これはサービス提供側にとっても大きなメリットだ。
また、サービス提供企業が対応していれば、WebサービスにGoogleアカウントでログインすると、そのサービスのモバイルアプリを同じアカウントで使っているAndroid端末にインストールするよう促され、1クリックでリモートインストールできる。
アプリ開発者側のメリットとしては、ユーザーにより最適化した情報を提供できるようになる他、Google+ Platform Insightsでユーザーのアクティビティを分析できることなどが挙げられる。
Googleは同日、Androidアプリ開発者向け「Google Play開発者サービス」をバージョン3.0にアップデートし、Google+プロフィール、ソーシャルグラフ、および共有用APIを追加した。
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