米Hewlett-Packard(HP)が、エンタープライズ部門とPC・プリンタ部門を2つに分社化すると、米Wall Street Journalが10月5日(現地時間)、この件に詳しい情報筋の話として伝えた。6日にも正式に発表されるという。
同紙によると、メグ・ホイットマンCEOはPC・プリンタ企業の会長に就任し、エンタープライズ企業のCEOに留まる。エンタープライズ企業の会長には現上級独立取締役のパトリシア・ルッソ氏が、PC・プリンタ企業のCEOには現PC・プリンタ担当上級副社長のディオン・ワイズラー氏が就任する。
HPは2011年8月にwebOS事業の打ち切りとともに、PC部門をスピンオフする計画を発表したが、9月にCEOに就任したメグ・ホイットマン氏はスピンオフを中止し、2013年3月にPC部門とプリンタ部門を再統合した。
HPは世界PC市場で長く首位に君臨していたが、2013年第2四半期(4〜6月)にその座を中国Lenovoに奪われた(米IDC調べ)。
同社は長期的な方向転換に取り組んでおり、2012年5月から累計で3万4000人を削減。5月にはさらに1万6000人の削減を発表した。
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