米Googleは11月20日(現地時間)、Webサイトに寄付することでそのサイトの広告を非表示にできるサービス「Contributor by Google」を立ち上げた。まずは招待制で、米Mashableなど幾つかのメディア系サイトが参加している。
寄付したWebサイトではGoogle AdSenseの広告が表示されなくなり、広告スペースにはContributor(貢献者という意味)へのシンプルな謝辞が表示される。
Contributorになったユーザーは、寄付する月額を1〜3ドルで設定し、サポートするWebサイトを決める。決済方法は明記されていないが、GoogleアカウントのGoogle Walletで行うようだ。
立ち上げ段階で参加しているのは以下の6つのWebサイト。いずれも米国のサイトだ。参加を希望するWebパブリッシャーはcontributor@google.comに問い合わせできる。
訪問者は目にうるさい動画広告などに煩わされることなくコンテンツに集中できるようになり、Webパブリッシャー側は広告以外の収入源を(わずかながら)獲得できる。
Googleは先日、傘下のYouTubeでもクリエイターを応援できる「視聴者ファンディング」機能をスタートした(こちらは寄付しても広告は非表示にならない)。また、米国では広告を表示しないサブスクリプション制の「YouTube Music Key beta」を発表した。
Googleの7〜9月期の決算では、パートナーサイトによる売上高は34.3億ドルで売上高の約21%を占めた。
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