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AI分野のトップ国際学会「AISTATS 2025」にて共著論文採択 〜AI開発を加速する多目的最適モデル選択手法〜



本リリースの公式ページ
https://www.klab.com/jp/press/release/2025/0312/aistats.html

2025/03/12ニュース

AI分野のトップ国際学会「AISTATS 2025」にて共著論文採択 〜AI開発を加速する多目的最適モデル選択手法〜

KLab株式会社(コード番号:3656 東証プライム)

KLab株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 森田英克)は、当社機械学習グループの濱田直希らが執筆した論文「Stochastic Gradient Descent for Bézier Simplex Representation of Pareto Set in Multi-Objective Optimization」が、人工知能分野の権威ある国際会議「AISTATS (Artificial Intelligence and Statistics)2025」に採択され、2025年5月にプーケットで開催される学会で発表されることをお知らせいたします。

採択論文「Stochastic Gradient Descent for Bézier Simplex Representation of Pareto Set in Multi-Objective Optimization」について

近年、人工知能(AI)が目覚ましい発展を遂げています。当社は、ゲーム産業におけるAIの活用を開拓するために、九州大学、カーネギーメロン大学をはじめとする様々な研究機関と連携し、AIの研究開発を進めてまいりました(※1)。
これまでに開発したAIは、運用中のゲームに導入してゲーム開発を効率化するとともに、その知見を学術論文やオープンモデルとして公開してきました(※2)。
一方で、AIの開発にはスーパーコンピュータを用いて何ヶ月にも渡る試行錯誤を要していました。AIの開発を軽量化し、変化の速いゲーム開発と並走できるようにすることは重要な課題となっています。

本論文では、AI開発の中で最も大きな計算コストを占める「モデル選択」とよばれるプロセスを効率化する手法を提案しました。AIの開発においては、様々なAIモデルの学習を繰り返し、最も優れたAIモデルを選び出します。
提案手法は、1つのAIモデルの学習過程を表す「降下曲線」をすべてのAIモデルの学習過程を表す「降下超曲面」に拡張し、一度にすべてのAIモデルの学習を行うことを可能にします。従来手法の多くは、AIモデルの学習過程をブラックボックスとして扱っていたことにより、大幅な効率化は難しく、最適なモデルが見つかる保証もありませんでした。提案手法はAIモデルの学習において頻出する最適化問題に焦点を当て、その性質を活用することで、より大きな効率化が見込め、最適なモデルに収束することも理論的に保証されています。


左:すべてのAIモデルを超曲面で表現     右:降下超曲面によりすべてのAIモデルを一度に学習

※1:2021年3月1日発表「KLab × 九州大学 機械学習を用いたリズムアクションゲームの譜面制作支援システムの高度化に向けた共同研究を開始」

2022年5月25日発表「KLab × 九州大学、『機械学習を用いた新しいゲーム体験の創出』をテーマに新たな共同研究を開始」

2023年4月26日発表「KLab × 九州大学、『機械学習による新たなゲーム体験の創出の応用』をテーマに新たな共同研究を開始」

2024年3月14日発表「カーネギーメロン大学Chris Donahue博士と 連携し、KLabのAI研究を強化」

※2:2022年12月26日発表「GenéLive!:リズムゲームの譜面制作をAIで加速〜KLab・九州大学の共著論文が人工知能分野の国際学会「AAAI-23」で採択〜」

AISTATS2025について

本論文は2025年5月3日から5日にかけてタイ、プーケットで開催されるAISTATS2025(※3)において発表予定です。AISTATSは人工知能分野において最も権威ある国際学会の1つです。世界最先端のAI研究者が集う、競争が激しい学会としても知られ、本年は世界中から1861本の論文投稿があり、583本の論文が採択されました(採択率31.3%)。

※3:AISTATS2025

【採択された共著論文】
Stochastic Gradient Descent for Bézier Simplex Representation of Pareto Set in Multi-Objective Optimization


【著者】
引間 泰成(富士通)、小林 健(東京科学大学)、田中 章詞(理研AIP)、三内 顕義(京都大学)、濱田 直希(KLab)

KLabは、今後もゲーム産業におけるAIの活用を開拓し、ユーザーの皆様がよりワクワクできるゲームづくりに活かしてまいります。





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