サンデーフォトスタジオを使えばインパクトのある名刺を作成する事ができます。
通常のように一枚の写真画像から立体画像を作成する事もできますが、ここではサンデーフォトスタジオで提供されているテンプレートを使って簡単に作る方法を紹介します。
名刺の作成
・前準備
前準備として名刺に入れる顔の画像を作っておきます。
まず使用する顔の画像をサンデーフォトスタジオに読み込みます。
通常の元画像と同じ操作で
読み込みます。用紙サイズは必ずしも名刺に合わせる必要はありませんが、読み込んだ顔の大きさが作成する名刺の顔の大きさになるべく近くなるようなサイズで読み込んでください。(用紙サイズが大きいと大きく読み込まれます)
前景の切出しと同じ操作で顔の画像を切出します。
前景の切出しと異なるのはなるべく輪郭の内側を切出してください。背景を切出すと顔画像を合成した時に背景が顔の一部として読み込まれてしまいます。
オプションメニュの切出し画像の保存コマンドで切出した顔の画像を保存しておきます。
・名刺の編集
テンプレートをサンデーフォトスタジオに読み込みます。読み込むファイルはsampleディレクトリに含まれている名刺テンプレート.3dpです。
さきほど保存した顔の画像をクリップとして読み込みます。
クリップは編集ツールバーの
アイコンを押して表示されるファイルダイアログに対して先ほど保存した顔の切出しファイル名を指定します。
移動ツールのマウス操作やキーボード操作で顔の大きさと位置を調整します。
次に会社名、役職、名前、電話番号、ホームページURLを編集していきます。
編集するには文字を選択(マウス左ボタンクリック)しておいて編集メニュの文字編集コマンドやマウスダブルクリックで文字編集ダイアログを表示して行います。
必要に応じてフォントやサイズを変更します。なおテンプレートのフォントはWindowsの標準フォントを使っています。
文字の色は編集ツールバーの
アイコンで変更したい色を指定しておいて
アイコンで文字に着色してください。
また必要であれば会社のロゴをクリップオブジェクトとして取り込みます。
ロゴも顔画像と同じ切出し操作でロゴが入っている画像から切出しておいてから読み込む事ができます。
この段階で印刷すると通常の名刺として印刷する事ができます。
この場合はレンチキュラーレンズを貼る必要はありません。
すべてのオブジェクトを入力し終えたら必要に応じて遠近設定で立体に変化をつけます。
テンプレートは次のように遠近設定がされています。
会社名は前面に押し出したいので12を設定してあります。(一番飛び出します)
逆に役職名と氏名を背景と同じ値にしておくと奥に引込んで見えてこれも強調されます。
電話番号、ホームページURLは細かい文字を使っていますので立体化しないよう設定しています。
次にツールバーの
で
立体画像の作成を行ってください。
今回作成する立体画像は小さいので立体感は標準にします。
立体感を大きくすると文字がみずらくなってしまいます。
続いてツールバーの
で
立体画像の合成を行ってください。
・立体画像の印刷
ツールバーの
で
立体画像の印刷を行ってください。
印刷に使用する用紙はL判サイズでもはがきサイズでも構いませんが印刷ダイアログの用紙サイズは使用する用紙に合わせておいてください。
・レンチキュラーレンズの貼り付け
名刺の場合は大きな用紙に印刷する事を前提にしていますので余白は印刷しません。印刷部分を切り取れば名刺サイズ(91mmx55mm)になります。
今回のレンチキュラーレンズは接着層のあるものを使います。名刺の大きさにカットしておきます。
次に接着面の保護フィルムに上から1センチくらいの所にカッターで切れ込みを入れておきます。
切れ込みを入れた接着面の保護フィルムをはがし写真とレンチキュラーレンズの接着面を合わせます。
写真とレンチキュラーレンズを少しづつずらしながら写真が最も立体的に見える所を探します。
この時はがした接着面と写真が接触しないように気をつけてください。
最も立体的に見える所が探せたら先ほど切り取った1センチ幅の部分のレンズと写真を接着します。
残りの保護フィルムをすべてはがして残りの部分のレンズと写真を接着します。
この時空気を追い出しながら徐々に貼っていくときれいに貼れます。
すべて貼り終えたら指でしごいて空気を追い出して完成です。(残念ながら写真では立体的にお見せできません)
携帯ストラップの作成
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