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■1000円札の両替機 〜修理 その1

オークションで入手した「両替機」は、電源部を交換するだけで修理が出来ると思っていましたが、
ケース以外に使えるパーツがなかったくらい壊れていました。まぁ、それでも安い買い物だったので、
コツコツとパーツを集めて「両替機」を修理&自作することにします。

▼コイン(メダル)ホッパーの購入〜改造▼

100円玉仕様のホッパーは、ちょっと高かったので25¢メダル用の中古コインホッパーを購入しました。


GLORY製 HM-30の中古品を購入

DC12V程度でサクサク回転しました。


100円玉は25¢メダルにサイズが似ているので
100円玉でも綺麗に飛び出るのですが・・・

微妙なサイズの違いでセンサー部分は、
100円玉だと全く無反応で検出してくれません。

センサーが無反応だと100円玉を
何枚したのか、カウントしてくれないので、
センサー部分に使われていたスペーサーを
4mmワッシャー3枚に変更して、
カウント用のセンサーが反応するようにしました。
(ただ交換するだけの改造です)


ワッシャーに変更しただけで、100円玉の出る勢いも変化して、
センサー用のレバーも左右に動くようになりました。

これはフォトインタラプタ部分です。
この部分で100円玉が何枚出たかカウントをしてくれます。
PICを使って数を数えるようにしたいですねぇ〜

センサーが反応するようになったものの、
100円玉を数百枚入れてモーターを回転させると、
最後の数十枚で右の写真のように綺麗に整列してしまって
モーターを回転し続けても100円玉が排出してくれません。

元々が25¢用のサイズに合わせた設計なので、
仕方がありませんけど・・・

運が良い時は残らないこともありますが、凄い確率で残ります。
毎回、ケースを開けて改善するのも面倒なので、
100円玉が1枚も残らないように工夫します。


綺麗に整列しちゃってますねぇ〜


ユニレート材と、ボルト、スプリングを使います。

ユニレート材を小さくカットして穴あけ中

こんな感じに穴あけをしてから・・・


幅を狭くしたいのでフライス盤で削ります。

角を丸くしたいので位置決めをして・・・

バンドソーとヤスリで仕上げます。


タップを使って4mmのネジ穴を作ります

ボルトとネジを合体させます。

100円玉の入れ物に固定用の穴あけをしてから・・・


先ほど作ったパーツをネジ固定します。

試しに、100円玉を入れて実験します。

10回程実験しましたが、上手く動作しているようです。

100円玉がスプリングに触れることで、平坦化されて綺麗に回転リングの中に入るようになりました。
何度繰り返しても100円玉が残ることは無くなったので、追加したパーツは正解だったようです。
(但し、所有している100円玉(200枚)を使って実験しただけなので、大量の100円玉を投入した場合は、どうなるのか不明です)

改造したことで勢いよく100円玉が飛び出るのは良いのですが、真っ直ぐ飛んでしまうので、
100円玉が下向きに落ちるように、パーツの追加をします。


このままだと手前に100円玉が飛んで出ます。

壊れていたホッパーから外した部品を利用します。

一部研磨をして熱を加えて角度も変更します。


金属パーツとネジで合体させます。

コインホッパー部分にパーツを取付ます。

両替機のケース内から100円玉を出して実験します。

このパーツを追加したことで、両替機の前面パネルに当たることが無くなったので静かに100円玉が出るようになりました。
あとは、コインホッパーと硬貨出口の高さを正確に調べて位置決めをしたいと思います。

この続きは、「1000円札の両替機 〜修理 その2」で紹介したいと思います。

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