あなたが死んだ後、大事な家や車やマンガのコレクションについては、その後の処遇について、法的効力のある書類に書き残すことができます。ですが、GmailやFacebook、mixiなどのアカウントについてはどうでしょう?
以前「自分が死んだ後のメールアドレスやSNSアカウントはどうなるの?」では、生前に何の準備もなく亡くなってしまった場合の、各サービスの対応についてご紹介しました。今回ご紹介する「Entrustet」は、法的効果のある死後のパスワード保管サービスです。
Entrustetでは、無料アカウントを作ると、パスワードで保護されたアカウントをいくつでも、あなたの死後に信頼できる人物に移管することができます。まず、信頼できるDigital Executor(デジタル遺言執行人)を決めます。あなたが死んだら、遺言執行人はパスワードの移管作業をするために、あなたの死亡証明書をEntrustetに提出します。
また、あなたの死後にEntrustetの移管作業を行う弁護士(代理人)を指定することもできますし、Entrustetが提供している公選弁護士の中からも選ぶことができます。有料プランにすると、さらにセキュリティや機能を追加することもできます。
以前、米ライフハッカーが紹介した「Legacy Locker」に少し似ていますが、Entrustetの方が有料プランがさらに充実しています。例えばAccount Incineratorは、その名の通りアカウントを焼却炉に燃やすように消してくれます。もちろん、無料プランでも自分の死後の大事なアカウントの保険としては十分だと思いますよ。
Kevin Purdy(原文/訳:的野裕子)
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