こんにちは、美容研究家の境貴子です。
ようやく残暑も落ち着き、夜風が秋らしくなってきましたね。夏の疲れは体だけでなく、お肌も同じように元気がなくなります。紫外線により真皮層のコラーゲンやエラスチンが壊れ、たるみを引き起こしたり、皮脂のコントロールがうまくできなくなってニキビが多発したりなどのトラブルが多いです。
季節の変わり目に肌荒れする方は、外温と体温のバランスがうまくコントロールできておらず、代謝が悪くなっている人が多いのではと思います。美肌の秘訣、それは「お肌を清潔に保つ」こと。そして、なるべくお肌に刺激を与えずにケアを毎日行う継続力が必要です。そこで今回は、コストと時間をかけずに、超簡単にできるスキンケア方法をご紹介します。
■準備
- 大判コットンを用意。コットンを真ん中から2枚に裂いていき、2cm程残したところで折り返し、内側のフワフワの面を表に出します。ガーゼやタオルの場合、この工程は不要です。
- コットンを少量の水道水で湿らせ、絞ります。
※ 乾いたコットンで不要な刺激を受けるのを防ぎ、化粧水も少量で済むため。 - 湿らせたコットンに化粧水（100円玉大）を含ませます。
※ 化粧水はお手持ちの物でよいです。お持ちでない方は、気兼ねなく使える安価なモノ、もしくは精製水（グリセリンを5：1の割合で混ぜた手作りの化粧水）を用意。
■手順
- 人差し指と小指でコットンをはさみ、下から上に向って外側にくるくる拭きます。タオルの場合は、中指と人差し指に一枚でかけましょう。
- 左頬は、左手で耳近くから頬を引っ張るようにして押さえながら、右手で持ったコットンで時計回りにくるくると円を描くように拭き上げます。
- 右頬は、左手を頭の後ろへ回し、耳近くから頬を引っ張るようにして押さえます。
- 右手に持ったコットンで反時計回りにくるくると円を描くように拭き上げます。
- おでこは横に滑らせて、2ラインでくるくると滑らせます。
- 鼻は小鼻を中心にくるくる滑らせます。汚れの溜まりやすい小鼻周りは、特に丁寧に拭き取ると良いです。
- 表皮の水分を保持しながら、洗顔だけでは取りきれない皮膚の溝の汚れが取れ、お肌を清潔に保てる。
- 真皮へ刺激を与え、コラーゲンの生成を促し、ハリと弾力のあるお肌を作り、皮脂のコントロールを助ける。
- 筋繊維に沿ってマッサージすることで筋肉を運動させ、たるんだ筋肉を引き上げ、リフトアップした表情筋を保つ。
- 化粧水はケチらずたっぷり使う
コットンがヒタヒタになるくらいたっぷりの化粧水を含ませてください。少ないと乾いたコットンが直接お肌に触れ、刺激が強すぎてしまいます。また、化粧水はご自分のお肌に合っていれば、安価なものでも十分です。 - 拭き取った後のコットンをチェックする
拭き取りマッサージ後のコットンを見て、色が付いていたらもう一度拭き取ってください。コットンに何らかの色が付いていたら、まだお肌が汚れている証拠です。付着した色は大気中の塵やクレンジングで取りきれていないメイク汚れなどなので、コットンが無色になるまで何回か拭き取りましょう。
拭き取り洗顔（くるくるマッサージ）
このコットンマッサージを行うことによるメリットは3つです。
このスキンケア方法であれば、忙しくて毎日マッサージをする時間の無い方や、肌の乾燥、油っぽさ、ニキビなどでお悩みの方など、どんな方でも毎日1分行うだけで、必ずお肌が変わります。
最後に注意点を2つ挙げます。
こちらのマッサージは、サロンでもフェイシャルケアの工程に必ず行っています。ホームケアとして取り入れるよう、お客様にレクチャーしていますが、毛穴が小さくなったとか、引き締まってきたというお声をいただき、大変好評です。
コットンマッサージを毎日1分行い、お肌を活性化させ、リフトアップした若々しいお肌を手に入れてください。
（境貴子）
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