「ウソでしょ?」と思われるかもしれませんが、いわゆる普通サイズのタオル1本を使ったエクササイズで、週末に完ぺきに体を鍛え上げることができます。
エクササイズを習慣化したいと思っている人は、時間もほとんどかからず、特別な道具や設備も必要ないので、どこでもできるこのタオルエクササイズを試してみてはいかがでしょう。
筆者は常々、よくあるエクササイズの類いは、その手のものを紹介する時につきものの、大げさな効果を訴える雰囲気に少々疑問を感じていたそうです。
よって、この「タオル以外に何も使わない運動で、ハッピーでピースになれる」というありえない(けどシンプルな)ワークアウトも、長い間気にも止めてなかったとか。
しかし、人は多くの間違いを犯すもの。猜疑心を改めることに決めて、自分とタオル(もしくはTシャツ)と根気が必要なだけの、この簡単なエクササイズをやってみたそうです。
すると、馬鹿馬鹿しいと思っていたものが実際はとても難しく、しかし効果のあるワークアウトだと気付いたとのこと。
タオルの抵抗を使ったエクササイズからスタート
少々大げさな名前はさておき、筆者はこの「insane home fat loss(家でもありえないほど体脂肪が落ちる)」がかなり気に入ったとか。他のエクササイズに比べてかなり簡単そうに見えるにも関わらず、驚くほど難しくて効果的だったからです。
このエクササイズでは、自分の筋力を自分に対して使うようになっているので、効果的なのでしょう。自分自身に身を委ねなければならないのが、このエクササイズを難しくしているところです。
かなり頑固な便秘と闘っているようにも見える状態で、タオルを宙に投げるだけというものもあります。これがどんな風に見えるかはさておき、馬鹿馬鹿しいと思う暇もないくらいに疲れます。
自分の筋力を自分に対して使うのは非常に効果的で、筋力が強くなればなるほど、エクササイズがよりキツくなっていきます。
このエクササイズでは、自然な抵抗力を生み出すためにタオルを引っ張ったり、筋肉を強化するために動きながら難しい動きをするなど、ちょっとしたテクニックを使用。
上の動画の中では、ほんの少しの休憩を挟んで同じ動きを3回連続して繰り返すようにと言っています。調子がいい時でも、かなりキツイです。
タオルをスライドさせるエクササイズで体全体を鍛える
上の動画の中では、フィットネストレーナーのJerome Fisherman氏が、タオルを横にスライドさせてスクワットしたり、お腹でタオルをスライドさせたり、100~200回スライドさせながらプッシュアップしたりと、様々なタオルを使ったエクササイズの実演をしています。
また、バーを使ってタオルで体を引っ張り上げるエクササイズもありますが、その4つを飛ばしたとしても、相当体全体が鍛えられると思うので、問題ないでしょう。
最初のビデオではタオルを抵抗力として使っていましたが、このスライドエクササイズでは、滑りやすい状況でも自分を安定させるために、自分の力を使って体を鍛えるという印象です。
よって、絨毯やカーペットの上ではこのエクササイズはできません。バランス感覚が必要な状況を作り出すことで、体幹を鍛えることが可能です。
バランスを取らなければならない状況では、単純なエクササイズもかなりキツくなります。
この一連のエクササイズはよく効きますが、毎回同じエクササイズばかりをしたくないという人もいるかもしれません。
そういう時は、このタオルスライドエクササイズは飛ばし、単調なやり方を変えて、特定の筋肉を鍛えるものを取り入れてもいいと思います。
他のタオルエクササイズを試してみる
上の2つの動画では、タオルを使った効果的なエクササイズの例をいくつか紹介していましたが、他にもタオルエクササイズはたくさんあります。
他のタオルエクササイズも知りたい方は、こんなようなものもあるので、チェックしてみてください。英語のみですが、動画で実演しているので大体分かると思います。
改めて言いますが、このタオルエクササイズはそれほど簡単なものではありません(きちんとやろうとすればなおさら)。しかし、実際にやってみれば、すぐに効果が感じられるはずです。
何事も実際にやってみなければ、分からないし、変わらないもの。トレーニングは実践あるのみでがんばりましょう!
Adam Dachis(原文/訳:的野裕子)