今やTwitterやFacebookなどのSNSは、ユーザー間のコミュニケーションツールに留まらず、「リアルタイムなニュース配信プラットフォーム」としての役割を持ちつつあります。皆さんも気象情報やスポーツの試合結果などの速報は、これらSNSから得ているのでは?
しかしながら、SNSの情報がGoogleの検索エンジンに反映されるには多少のタイムラグがあるのが現状。そこで、SNSのための検索エンジン「Bottlenose」が誕生しました。
「Bottlenose」は、FacebookやTwitter、Google+やLinkedInといった主要なSNSからリアルタイムにコンテンツを集めてくれるライブ検索エンジン。Googleと同様、検索窓にキーワードを入力すると、これらのコンテンツの中からキーワードに関連するものを抽出して画面に表示してくれます(下記の動画参照)。
こちらのトップページから、例えば「2012 Summer Olympics」といったように、キーワードを入力してみましょう。すると、「Now」ページに移動します。このページは3カラムのレイアウトとなっており、左カラムにはニュース記事や写真、中央カラムの上部にはTwitterのトレンドのような「TRENDING TOPICS」、右カラムにはユーザーのコメントが表示されます。
検索結果は、このNowページのほか、ニュース記事をFlipboardに似たマガジンスタイルで表示する「Paper」、画像が一覧表示される「Pictures」などがあり、それぞれタブをクリックすると各ページにアクセスできます。
また、Bottlenoseならではの機能として注目されているのが「Sonar」ページ。キーワードに関連するトピックスをレーダー状に表示してくれます。検索したキーワードを中心に、関連性の高いものほど内側に、低いものほど外側にグラフ化される仕組みとなっています。
Bottlenoseは現在ベータ版で、無料で誰でも利用できます。なお、ユーザー登録しなくても検索は可能ですが、こちらのページからユーザー登録してTwitterやFacebookなどのアカウントと連携させておくと、ダッシュボードが生成され自分の興味・関心テーマをベースとしたトレンドニュースが表示されます。リアルタイムの情報を検索したいときは、ぜひご利用ください。(松岡由希子)