もしもあなたがiCloudに対応している2台のMac(LionまたはMountain Lion)をお持ちであれば、ほんの数行のコマンドラインをターミナルに入力することにより、どこからでもiCloudのネットワーク経由でホームPCへのリモートSecure Shell(SSH)アクセスが可能です

 作業の前にあらかじめいくつかの設定をしておく必要があります。まず、「Back to My Mac」がiCloud上で有効になっていることを確認します(これは「システム環境設定」>「iCloud」>「Back to My Mac」から確認できます)。

次に、ホームPCを共有可能に設定します(「システム環境設定」>「共有」から、少なくとも「ファイル共有」と「リモートログイン」の2つを有効にします)。全ての設定が完了すれば、iCloudのネットワークを使って、ホームPCへインターネット回線経由でリモートログインすることが可能になります。

まず必要となるのはBack to My Macアカウント番号です。これはターミナル(「アプリケーション」>「ユーティリティ」)で次のようにタイプします。

dns-sd -E

末尾に表示される9桁の番号が、Back to My Macのアカウント番号となります。続けて、もう一台のPCへのSSHアクセスを試みます。

ssh -2 -6 username@computer-name.[account number].members.btmm.icloud.com

ユーザーネームやコンピューターネームが不明な場合、アクセスしようとしているPCの「システム環境設定」>「共有」から「リモートログイン」をクリック。ユーザーネームはリモートログインの真下のアットマークの前の部分になります。コンピューターネームはリストの一番上に表示されています(複数の単語の場合、ダッシュでアドレスを繋げます)。離れた場所から自分のPCへSSHアクセスしようとする際に、この2つは必須となります。

この設定が完了したら、どこからでも自分のMacへのアクセスが可能に。さらに詳しい方法などは下記のリンクからブログ「One Thing Well」を参考にしてみてください。iCloudネットワークを使ってリモートSSHをする際に使える小技やショートカットなどの情報も載っています。

Remote SSH using Back To My Mac | One Thing Well

Thorin Klosowski(原文/訳:まいるす・ゑびす)