就職試験の面接では、応募者の潜在能力やコンピテンシー(一貫して高い能力を出す特性)を測るための質問をすることがよくあります。
応募者は仕事の成功談を話さなければなりません。あがり症でもそうでなくても、緊張するシチュエーションですが、そんな時は「STAR」メソッドを使うとうまく話せます。この「STAR」メソッドは、「一番難しかった/おもしろかった/成功した仕事について~」や「~を具体的に教えてください」というような質問に答えながら、自分の話をするという枠組みでできています。
- Situation=状況
その時の状況や背景について簡単に説明します。(誰が、何を、どこで、いつ、どのように)
- Task=仕事
何か具体的な課題や条件を、乗り越えなければならなかった仕事について説明します。(締め切り、予算、その他の制約や問題など)
- Action=行動
仕事を完了させるにあたって取った具体的な行動について説明します。すべてを言う必要はないので、良いところを強調しましょう。(独創性、知性、献身、統率力など)
- Result=結果
努力が実った結果を報告して締めます。できれば定量化された数値などを示せるといいでしょう。
自己啓発系ブログ「Upgrade Reality」では、面接でどのようにして「STAR」メソッドを使った方がいいか、さらに詳しく載っていました。例えば、最初に「STAR」メソッドで1〜3分程度を話を進め、(主観ではなく)客観的な数値や結果を強調し、最後は言いたい事を簡潔に推すという流れです。
ここで一番大事なことは、面接官が応募者に求めている特性と関連がある話をするということです。仕事に対する熱心さなのか、チームワークなのか、きちんと見極めて話しましょう。
以下のリンク先のページでは、「STAR」メソッドを使った面接での対応がレベル1〜8まで見ることができます。(英語のみ)
Master the STAR Model for Interviews | Upgrade Reality
Melanie Pinola(原文/訳:的野裕子)
Photo by John Davey