Facebookにユーザー個人が投稿する内容の著作権は、Facebookの保護下にあることになっています。しかし、プロフィールページでプライバシーを通知しているものもたくさん見受けられます。それは非公式で、実際に何か効力があるものではありませんので、万が一見かけたとしても、Facebookに投稿しない方がいいでしょう。
これが偽のプライバシー通知の文言です(実際の文言は多少異なるかもしれませんが、このような内容です)。
新しいFacebookのガイドラインに対応して、私はここに、私の個人的な情報(履歴書)やイラスト、グラフィック、漫画、絵、写真、ビデオなどすべてに対して付随する著作権は、すべて私のものであると明記します。(Berner Convention[※]の結果として)上記のものを商用利用するには、常に私の同意が必要となります。※Berner Convention:三大国際著作権条約のうちの一つ(これを読んだ人は誰でも、この文言をコピーしてFacebookのウォールに貼ることができます。これによって著作権は法的に保護下にあります)
ただいまの公式声明によって、私は情報またはこのプロフィールページやその内容に基づくものに対して、開示、複製、配布、流布、またはその他の行為をすることを厳重に禁止することを、Facebookに通知します。上記の禁止行為は、Facebookの管理下にある社員、職員、学生、委託先、あらゆるスタッフに対しても適用されます。このプロフィールの内容は、個人情報であり機密情報です。私のプライバシーを侵害すると、法律(UCC 1 1-308-308 1-103とローマ規程)によって罰せられます。
この文言を載せない場合は、Facebookにあなたの投稿の権利を譲渡することになる、という警告がこの後に続きます。実際には、Facebookのサービス規約に同意している時点で、投稿の著作権はすでにFacebookに譲渡されています。このような通知を投稿しても何も変わりません。
自分の情報やコンテンツをFacebookに譲渡したくないのであれば、もしくは少なくともその権利を主張したいのであれば、Facebookには何も投稿しないことです(すでに投稿してしまっているものは削除しましょう)。これはFacebookというサービスを利用している対価です。「タダほど高いものはない」ということをお忘れなく。Don't Fall For Fake Facebook Privacy Notice | Mashable via Gizmodo
Adam Dachis(原文/訳:的野裕子)