日本マイクロソフトは本日2013年2月7日、Excel、Word、PowerPointなどがセットになったソフトウェア『Office』シリーズの新製品を発売しました。

新しいOfficeの特徴は3点。「よりシンプルになった操作性」、「クラウド連携」、「タッチデバイスへの強化」です。今回は中でも「操作性」に着目。Excel編、Word編、PowerPoint編として、それぞれの魅力をわずかずつですが採り上げていきます。クラウド連携とタッチデバイスについては兄弟メディアのギズモードで扱っているので、こちらの記事も併せてどうぞ。

Excel編に続き、この記事では『Word 2013』を採り上げます。今回のバージョンは、まさに「これを待っていた!」と言わんばかりのライブレイアウトや、従来はPowerpointだけの機能だったオンラインプレゼンテーションの搭載など、使い勝手が良くなっている印象です。写真や図形の配置をリアルタイムで確認できる

文章に画像を配置したい時、これまでは点線のカーソルが文字間を移動するのみで、どのようになるかは「置いてみなければわからない」状態でした。意図せず改行されたり、文字の回り込みがうまくいかなかったりと苦労もしたでしょう...しかし、Word 2013からはもう心配ありません。

新機能「ライブレイアウト」は、画像を移動している最中に文字がどのように回り込むかをリアルタイムで表示します。サクサクというよりぬるぬる動く! という感じがあり、従来より格段に直感的な操作が可能となりました。画像の角度を変えた場合も、しっかり傾きに合わせて文字の回り込みが変わります。

また、画像を選択するとレイアウトオプションのアイコンが表示され、「画像の上下に配置」や「周囲に回りこませる」など、文字列の折り返し方法をすぐに指定できます。

これまでの「クリップアート」をはじめ、使用する画像や動画の埋め込みもカンタンに。ツールバーの「オンライン画像/オンラインビデオ」から検索できます。画像ならクリップアート、「Bing」の画像検索(クリエイティブ・コモンズのみ指定もOK)、オンラインストレージサービス「Skydrive」から選択。動画はBingの他、Youtubeからも検索可能。Wordで資料やチラシを作っている方ならば、ライブレイアウト機能&オンライン検索で格段にやりやすいはずです。

離れた相手にもリアルタイムで書類を見せられる

オンラインプレゼンテーション」を使えば、インターネット経由で書類や文書を見せられます。共有相手にリンクを送り、ブラウザで開けば準備完了。オンライン上で文書が表示されます。オンラインプレゼンテーションの実行中は、Word上での操作が常に同期されるため、参加者全員が同時に最新資料を参照できます。外出先でも、Wordが入っていないPCでも、インターネット回線さえあれば情報共有が可能です。

また、文章の変更履歴の表示も変わりました。追加・変更・削除などを行った段落には、左側に変更を示す赤い縦線が表れます。本文は最終版の状態で表示されるため、読みやすさを損なわずに変更箇所だけを把握できます。ちなみに、赤い線をクリックすると、すべての変更箇所が本文内に表示されます。切り替えができるので、好みのスタイルに合わせるとよいでしょう。

その他の機能については、マイクロソフトの公式サイト内にある「Office 活用 TIPS」に詳しいのでご参照ください。

現在、Officeは数量限定での発売記念特別価格パッケージが提供されています。気になったら、ぜひ店頭や搭載PCで触れてみて、導入を検討してみてはいかがでしょう。

Microsoft Office | 日本マイクロソフト

長谷川賢人

Photo by Thinkstock/Getty Images. 資料/動画提供:日本マイクロソフト